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地方都市発のフリーペーパー「美少女図鑑」と、気鋭の写真家・青山裕企さんのコラボレーションによる写真企画です。青山さんが全国を旅して、その土地の美少女をデート目線で撮影します。2013年のはじまりは茨城編、モデルは茨城美少女図鑑の白石玲子さんです。
いよいよ駅に戻ってきました。時刻表をみながらバスを待つ彼女と、もう一回目が合いました。こんなにも見つめ合えるのは今日ぐらいかな……。
湖は思いのほか大きくて、真ん中から岸まで戻るのに一苦労。元気いっぱいにこいでいた彼女も、ボートを降りたらヘトヘトになってしゃがみこんでしまいました。
冬の水辺には、渡り鳥たちがつきもの。しゃがみこんで鳥たちをながめる彼女の姿を、みつめているうちに、彼女が自分の方をみつめていました。みつめているの、ばれちゃったかな?
日差しを浴びてぽかぽかしたせいか、動き回って疲れたせいか、壁にもたれかかって眠そうな彼女。このまま寝ちゃうかな……? と思ったけれど、ニーハイソックスを直したり、まだまだ眠気に抵抗中。
AQUA WORLDには海の生き物に触れるコーナーもあります。白いニットをまくりあげて、彼女が手にとったのは……ウニ。イガイガしたそれを顔に近づけておどけてみせる彼女。おとなしいようで大胆です。
ひと休みをして表に出ると、そこには一面に広がる海景色と望遠鏡が。 望遠鏡を覗きこむ彼女。何かを見つけたようです。 海風に吹かれ髪をゆらしながら、彼女は海の向こうにある何かを見つめています。
水族館巡りも中盤に差しかかり、ここでちょっと休憩。ちょっぴり疲れてしまったのか、何だか彼女も大人しめ。 ボーっとしている彼女を見つめていたら、どうやらこちらの視線に気づいてしまったようです。
水族館の人気者、ペンギンの登場です。朗らかな日差しに照らされて、とっても気持ちよさそう。 「ペンギン、気持ちよさそうだね」そう語る彼女の顔を、水面に反射した光が照らします。
いよいよ水族館の中へ。そこには幻想的な光景が。 水槽を見つけるやいなや、魚やクラゲたちにくぎづけな彼女。まるで子どものような表情で、見入っています。
「ここって空に近いよね。飛んだら、空に届くかな」。彼女がふとつぶやくのを耳にしました。振り向くと、思い切りジャンプしている彼女の姿。ぴょん、ぴょん、ぴょんと飛び跳ねる姿は、白い兎のようです。
ふたりで道を歩いていると、かたわらに郵便ポストが。最近ではあまり見かけないレトロな形のポストに、彼女は興味津々。ぺたっと貼り付いています。僕にもそれくらい近づいてくれればいいのに。
人の少ない、朝の水戸駅前。晴れていい天気になりそうですが、まだまだ寒いです。外で待っていて寒いせいか、両手のひらを顔に当てている彼女。申し訳なく思いつつも、その仕草にきゅんときます。
2002年11月に新潟で創刊し、現在は東京以外46道府県で展開中。出演モデルは、全て「その街に住む、普通の女の子」だが、誌面への出演を切っ掛けにデビューするケースが増えている。沖縄美少女図鑑の二階堂ふみ(映画「ヒミズ」主演ほか)や鳥取美少女図鑑の山本舞香(第14代三井リハウスガールほか)が代表例。この『彼女写真』から明日のタレントが生まれるかも? 公式サイト:http://www.bishoujo-zukan.jp/ Twitter:@bishoujozukan
1978年 愛知県名古屋市生まれ。2002年 自転車で日本縦断と世界二周の旅の道中で、写真家になることを決意。筑波大学人間学類心理学専攻卒業後、2005年 上京して写真家として独立。2007年 キヤノン写真新世紀優秀賞受賞。2015年より公益社団法人 日本写真家協会(JPS)正会員。ギャラリーと出版レーベルを運営。現在 東京都在住。 『ソラリーマン』『スクールガール・コンプレックス』『少女礼讃』など、“日本社会における記号的な存在”をモチーフにしながら、自分自身の思春期観や父親像などを反映させた作品を制作。2009年より写真集などの著書を刊行、現在80冊を超える(翻訳版も多数)。台湾・香港・シンガポール・スペイン・ニューヨークなど、海外で個展やアートフェアなどに多数参加。 吉高由里子・指原莉乃・生駒里奈・オリエンタルラジオなど、時代のアイコンとなる女優・アイドル・タレントの写真集の撮影を担当。 お金マイナス・人脈ゼロで、写真を始めて22年、上京・独立してから16年目。自分なりの戦略で、ファーストペンギンのように写真業界を泳ぎ続けている。 公式ウェブサイト:https://yukiao.jp note:https://note.com/yukiao