次世代の通信インフラの基盤となる、第5世代通信規格「5G」のサービスがついに日本で始まった。あらゆる産業を激変させる可能性を秘める5G。その主役の座を狙って企業は激しく火花を散らしている。5Gはビジネスをどう変えるのか。企業の取り組みや本音に迫った。 ダイヤモンド編集部・大矢博之、岡田 悟、山本興陽、村井令二 Image:Iiuzishan/123RF ※『週刊ダイヤモンド』2019年11月9日号より転載(肩書・数値など情報は雑誌掲載時のもの)
5Gは、基地局やネットワーク、そして端末に至るまで最先端の材料や部品が用いられ、かつ既存の商品やサービスの質を飛躍的に向上させる可能性を秘める。本誌が選んだ77銘柄を一挙ご覧に入れよう。
基地局建設は人手のかかるアナログな作業で、通信の世代交代に合わせて受注の「山」と「谷」が訪れる。5G普及に国や通信キャリアが前のめりな今、“5G特需”への期待が高まる。
5Gの普及により、スマートフォンの次の主役として注目が集まるのが、眼鏡型のVR(仮想現実)端末だ。NTTドコモ、KDDIが注力するVR端末の実力を実際に体験し、検証した。
5Gのスタートで、社会や企業は大きな変革を迎えようとしている。通信大手を代表して、ソフトバンクで5Gを統括する宮川潤一副社長に、そのインパクトについて聞いた。
韓国では5G(第5世代通信規格)の本格サービス開始とタイミングを合わせ、政府から「5G+戦略」が発表された。
【インタビュー】 三瓶政一(大阪大学教授、第5世代モバイル推進フォーラム〈5GMF〉技術委員長)
5Gの商用化に合わせ、総務省が地方創生の起爆剤として狙うのは「ローカル5G」だ。地方の自治体や企業が自前で5Gの通信網を構築できる。5G普及を後押しする一手となるか。
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