「金」「健康」「孤立」が老後の三大リスクといわれる。現役世代からしておくべき準備とは何か。平均値や他人の価値観に惑わされたり、「下流老人」や「老後破産」などの極端なケースにばかりおびえるのではなく、他の誰のものでもない自分自身の、等身大の老後について考えたい。
高齢化社会はそんなに暗くない 老後は自分で“デザイン”できる
今日では、高齢者の働く場といえば清掃や警備などの軽作業に限られている。しかし、若年労働者自体が減り、高齢者の比率が高まる10年後、20年後も同じ状況とは限らない。
仕事以外にも、定年退職した65歳以上の高齢者が社会との接点を持ち続ける方法がある。例えば、孫の世代のための育児サポートだ。
70歳を過ぎても働くと聞けば、40~50代の現役世代は驚くかもしれない。だが、お金、健康、孤立の三大不安は「働くこと」によって解決できる。そんな時代は、もう目前まで迫っている。
70歳を過ぎても働くと聞けば、40~50代の現役世代は驚くかもしれない。だが、お金、健康、孤立の三大不安は「働くこと」によって解決できる。そんな時代は、もう目前まで迫っている。
人生の終盤で人は何を思うのか。現役世代にはなかなか想像できないところだ。特定非営利法人「老いの工学研究所」が実施したアンケートから高齢者の生の声を拾った。
健康寿命を延ばすのに、大きな壁として立ちはだかる認知症とがん。ひとたび発症すると、人生が一転し家族も巻き込まれる。だが、過度に恐れる必要もない。誰でも対策は立てられる。
経営学者であるピーター・ドラッカーは「企業とは人であり、その知識、能力、絆である」と説いた。
日本人の死因で老衰はわずか6%。ほとんどが何らかの病気やけが、自殺などで亡くなっている。高齢でも健康に働き、穏やかな死を迎えるためにも、“口”から生活習慣を見直そう。
日本人の死因で老衰はわずか6%。ほとんどが何らかの病気やけが、自殺などで亡くなっている。高齢でも健康に働き、穏やかな死を迎えるためにも、“口”から生活習慣を見直そう。
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