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プロ棋士と互角以上の戦いを繰り広げるまでに進化した将棋ソフト。不可能を可能にしてきた開発者たちの発想と苦悩、そして迎え撃つプロ棋士の矜持と戦略。天才たちの素顔と、互いのプライドを賭けた戦いの軌跡。今日までのコンピュータ将棋に関する最前線を追った『ドキュメント コンピュータ将棋』が3月25日発売予定です。本連載では、本書から特に電王戦FINAL出場者たちの素顔や想いの部分を抜粋して紹介していきます。
引退棋士の桐谷広人七段と、コンピュータ将棋開発者の保木邦仁さんに、今回の事件の印象を尋ねてみました。
三浦弘行九段をめぐる「ソフト指し不正疑惑」は、将棋界を揺るがす一大事件へと発展しました。三浦九段の対局の様子を間近で目にしていた観戦記者には、どのように見えたのでしょうか。
コンピュータ将棋の発展にともなって、その可能性がささやかれていた、ソフト指し不正疑惑。事件は、衝撃的な形で発表されました。
ルポライター、第132期駒場寮委員長、将棋観戦記者。1973年、山口県生まれ。93年、東京大学に入学し、駒場寮に入寮。東大将棋部に所属し、在学中より将棋書籍の編集に従事。同大学法学部卒業後、名人戦棋譜速報の立ち上げに尽力し、「青葉」の名で中継記者を務め、日本将棋連盟、日本女子プロ将棋協会(LPSA)などのネット中継に携わる。コンピュータ将棋の進化を描いたデビュー作『ルポ電王戦』(NHK出版新書)が話題となり、第27回将棋ペンクラブ大賞(文芸部門)を受賞。近著に『ドキュメント コンピュータ将棋』(角川新書)がある。