cakesの定番連載「彼女写真」。前回、ボブカットのボーイッシュな美少女とデートを楽しんだ広島の地にふたたび戻ります。今度は尾道でデート! 第2弾の彼女はいったいどんな子……? モデルは広島美少女図鑑の片岡桃子さんです。
おや? さよならをした彼女が戻ってきました。「肝心なこと言い忘れてた! 今日はいっぱいありがとう。」お礼を言うために戻ってきてくれたんだ。最後に彼女の笑顔が見れてよかったよ。こちらこそ、ありがとう。
お別れの時間がやってきました。「じゃあ、またね。」笑顔で手を振ってみたけれど、さよならって何度経験しても慣れないなあ。
目の前にほうきが立てかけられていました。すぐさま手に取り、ほうきにまたぐ彼女。「せーのでジャンプするね!」タイミングバッチリです。なんて可愛い魔法使いなんだろう。
公園にやってきました。地面いっぱいの落ち葉がきれいです。ふと彼女を見ると、少し寂しそうな表情をしています。そうだ、もうすぐここで、お別れだったんだ。
お腹が満たされて幸せそうなのも束の間、「私ちょっと、食べ過ぎかも!?」と、いきなりアクティブに動き出しました。いやいや、そのままでいいんだよ。
小さな豚まんをゆっくりと食べたら、最後は紙ナプキンで口を拭きます。「はー、美味しかった!」お腹が満たされて幸せそうだな。僕も買えばよかった。
猫といっぱい遊んでいたら、ちょっぴりお腹が空いた彼女。かばんからおもむろに取り出したのは……小さな豚まん!? いつの間に買ったんだろう。
「これ、お気に入りのカメラなの」と、カメラを頭に乗せる彼女。おちゃめな一面もかわいいな……と思ったら、いきなりこちらをパシャリ! やられてしまいました。
歩き疲れたら、ベンチでちょっと休憩。彼女が取り出したのは、カメラ。ずいぶん真剣な顔して見てるけど、何を撮ったのかな?
細い上り坂をのぼりきると、なんか不思議な場所にたどりつきました。どこかはよく分からないけど、太陽の光が心地よい場所であることは間違いないよう。自分だけの秘密基地みたいで、どきどきするね。
お参りが終わったあとは、ちょっとおさんぽ。細い坂道を上っていきます。こういう雰囲気のところって、無条件にわくわくするもの。この道を抜けたら、何が待ってるのかな。
お願いが叶うように、おみくじをしっかりと結ぶ彼女。何が出たかは結局教えてくれなかったけど、その笑顔は、もしかして大吉……?
2002年11月に新潟で創刊し、現在は東京以外46道府県で展開中。出演モデルは、全て「その街に住む、普通の女の子」だが、誌面への出演を切っ掛けにデビューするケースが増えている。沖縄美少女図鑑の二階堂ふみ(映画「ヒミズ」主演ほか)や鳥取美少女図鑑の山本舞香(第14代三井リハウスガールほか)が代表例。この『彼女写真』から明日のタレントが生まれるかも? 公式サイト:http://www.bishoujo-zukan.jp/ Twitter:@bishoujozukan
1978年 愛知県名古屋市生まれ。2002年 自転車で日本縦断と世界二周の旅の道中で、写真家になることを決意。筑波大学人間学類心理学専攻卒業後、2005年 上京して写真家として独立。2007年 キヤノン写真新世紀優秀賞受賞。2015年より公益社団法人 日本写真家協会(JPS)正会員。ギャラリーと出版レーベルを運営。現在 東京都在住。 『ソラリーマン』『スクールガール・コンプレックス』『少女礼讃』など、“日本社会における記号的な存在”をモチーフにしながら、自分自身の思春期観や父親像などを反映させた作品を制作。2009年より写真集などの著書を刊行、現在80冊を超える(翻訳版も多数)。台湾・香港・シンガポール・スペイン・ニューヨークなど、海外で個展やアートフェアなどに多数参加。 吉高由里子・指原莉乃・生駒里奈・オリエンタルラジオなど、時代のアイコンとなる女優・アイドル・タレントの写真集の撮影を担当。 お金マイナス・人脈ゼロで、写真を始めて22年、上京・独立してから16年目。自分なりの戦略で、ファーストペンギンのように写真業界を泳ぎ続けている。 公式ウェブサイト:https://yukiao.jp note:https://note.com/yukiao