いまスゴイ一冊『春の庭』柴崎友香インタビュー

同じアパートに暮らす、覗く女と隣の男。ひんやりと立ち上がった物語の気配は、さまざまな時間と空間にタッチしながら意外な形へとふくらんでいく。先日、芥川賞を受賞した『春の庭』は、小説と現実の関係性を教えてくれる傑作です。選考委員の高樹のぶ子さんから「これまでの作品で、完成度においても成熟度においても一番良かった」と絶賛を受けた本作の話を中心に、柴崎友香さんに独自の小説観を伺いました。

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著者プロフィール

柴崎友香

柴崎友香しばざき ともか

1973年大阪府生まれ。1999年、短編「レッド、イエロー、オレンジ、オレンジ、ブルー」が文藝別冊に掲載されデビュー。2007年『その街の今は』で3賞受賞(第57回芸術選奨文部科学大臣新人賞、第23回織田作之助賞大賞、2006年度咲くやこの花賞受賞を受賞)。2010年『寝ても覚めても』で第32回野間文芸新人賞を受賞。2014年7月、『春の庭』で第151回芥川龍之介賞を受賞する。