恋人に捨てられ、気になる女性には見向きもされず、非モテな人生をおくる主人公のわたなべ。ある日、恋愛工学と出会い、彼の人生は大きく動き出す……。
ファイナンス、経済学、エネルギー政策に関する著作をもち、リスク・マネジメントの技法を恋愛に応用した『恋愛工学』の第一人者、藤沢数希さんが描く純愛小説「ぼくは愛を証明しようと思う。」の連載がスタート!
掃き溜めのような人生を送っていた僕のもとに、新しい恋の予感が到来。期待に胸を膨らませていた僕だったが、それは見事に打ち砕かれしまった。
玲子とは無事にポストSPに移行した。恋愛工学に習熟するプレイヤーは、いくつかの点で、そうでない者たちとは大きく違っていた。
玲子には恋人がいたが、そんなことはいまの僕には関係なかった。ボーイフレンドクラッシャーを駆使して、順調にコマを進める。
知り合った女性たちを思い出しながら、僕は彼女たちのデータを表にまとめて整理した。輝かしい未来が待ち受けているかと思ったが、現実はそれほど楽じゃなさそうだった。そして、僕の師匠が、動き出した……。
多くの失敗も経験したが、僕は心地よい疲労感を感じていた。そして、師匠と出会ったあの運命のバーに戻ってきた。
六本木ヒルズに場所を移し、次々と習ったオープナーを実戦投入した。幸先のいいスタートだ。
僕は師匠から、メタゲームというものを教わる。そして、僕たちは妖精たちが暮らす楽園にたどり着いた……。
僕は人生ではじめてのストナンに成功。そして、さらなるターゲットを求めて、銀座の街を彷徨い歩く……。
街コンの雰囲気に慣れてきた僕は、女の子とも話せるようになり、楽しめるようになってきたのだが……。
少しずつ恋愛テクノロジーを学び、僕は試行錯誤を繰り返していく……。
作家。理論物理学、コンピューター・シミュレーションの分野で博士号取得し、欧米の研究機関で研究職に就いた後、外資系投資銀行に転身。以後、マーケットの定量分析、経済予測、トレーディング業務などに従事してきた。また、高度なリスク・マネジメントの技法を恋愛に応用した『恋愛工学』の第一人者でもあり、人気ブログ『金融日記』の管理人。メールマガジンの『週刊金融日記』も評判で、ツイッターのフォロワー数は現在9万人以上にものぼる。著書に『なぜ投資のプロはサルに負けるのか』『外資系金融の終わり―年収5000万円トレーダーの悩ましき日々』(以上、ダイヤモンド社)などがある。 藤沢数希 | note 『週刊金融日記』 | note