こんにちは。外科医の雨月メッツェンバウム次郎です。
さて、今回は「男性ナース」という職業の人々についてお話をしましょう。
もともとナース、つまり看護師という職業は、女性のやる仕事でした。
病める人の世話をし、医者がやる治療の手助けをする。仕事の内容も、男性より女性が得意とするような内容で、女性のきめ細やかさがなければ難しい仕事と思われています。
でも最近、看護師という職業を選ぶ男性が、実は年々増えているのです。
全国に110万人いる看護師のうち、男性ナースの数は6万3千人です(平成24年度、日本看護協会HPより)。
10人に1人よりはすこし少ないでしょうか。病院の一つの病棟には看護師は25人くらいいますから、各病棟に一人か二人は男性がいるような計算になります。私の勤務する病棟でも、二人の男性ナースがいます。
私はこれまで、20人くらいの男性ナースに会い、一緒に仕事をしてきました。
そんな彼らから学んだこと、驚いたことをお話したいと思います。
ナースの世界って、男性が増えているといってもまだ9割が女性の「女の園」です。ですから、男性ナースは完全にマイノリティ。例えばこんな感じ。
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