この冬のパリの「流行」は……
日本からパリに戻ってきて、時差ぼけのままパリを歩いてみました。近所の新聞屋では、テロで襲撃された新聞『シャルリー・エブド』の最新号の「発売が遅れている」という表示が張り出されていました。
これまで、誰もが買うような新聞ではなかったのに、今回の事件のせいでパリジャンたちが寄ってたかって買うので、品切れを起こしているようなのです。
普段パリでは、社会現象になるほど何かが「流行する」ことはほとんどありません。それだけ今回の事件がパリジャンに大きな影響を与えていることが分かります。過去の新聞にはプレミアがつき始めているほどだとか。
私としては、日本の「妖怪ウォッチ」や、テニスの誰それ選手じゃあるまいに、パリジャンたちが日本人のように、何か一つの流行に染まることが、パリジャンらしくない、とても妙な感じです。
その一方で、意外にも街中で見られたのは「je suis Charlie」ではなく「Sold」(セール)の表示です。週末寄ったインテリアショップや、 パリ一安い薬局さんは激混みしていました。
セールに必死になるパリジャンらを見ていると、いつも通りのパリに戻ってしまったようで、ちょっとほっとしたのでした。
日本からアレを持ち帰った!
さて、日本で贅沢三昧だった私の旅も終わり、いつも通りの質素なパリの日常生活にカムバック。
お茶漬けでしみじみ……。なんて質素な晩ご飯でしょう。
ただ、ですね。今回のパリで食べるお茶漬けはこれまでと違って、特別なんです。
というのも、パリ生活4年目にして渇望していた日本製炊飯器を持ち帰ったからなのです!
輝かしい炊飯器(海外電圧仕様)!
日本製の炊飯器で炊くご飯がホクホクで美味しいこと! お茶漬けでも、贅沢な気分でいただけます。
さらに、これまた長年の夢だった「たこ焼き機」も新入りしました!(ただし、重量オーバーしそうだったので一番小さなものしか買えませんでした涙)
こちらは日本仕様なので、海外で使う際には変圧器が必要になるんですね。もちろん、私はこの日の為に、何ヶ月も前から変圧器を準備して待っていました。
今回、日本で色々な買い物に走ったのは私だけではありませんでした。実は旦那さんも日本に来ていたので、円安&免税の恩恵を受けて携帯などを新調しました。電話をろくにかけられなかったほどボロボロのiPhone3(参照記事)をようやく卒業されました。
パリに持って帰って後悔したもの……
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