ハンモックに揺られながら、マンガ読み放題のリビング
—— こちらがリビングですね。一面にマンガの本棚が!
—— どの棚もマンガがぎゅうぎゅうにつまっていますが、新しいシリーズが増えることもあるんですか?
三谷宏治(以下、三谷) ありますよ。『寄生獣』の岩明均さんが連載している『ヒストリエ』はまだ続いていますし、最近では『信長協奏曲』も買い始めました。これは、現代の高校生が戦国時代にタイプスリップして信長に成り代わるという話で、もともとSFが好きなので読んでいます。競技かるたを題材にした『ちはやふる』も現在進行形で買い続けているマンガです。主要な登場人物の男の子が私と同じ福井育ちなんですよ。
ヒストリエ
信長協奏曲
ちはやふる
—— 『蒼天航路』や『海皇紀』など、巻数が多くて重厚なマンガも揃っていますね。お子さんも、これらのマンガを読むんですか?
三谷 うちは娘が3人いるのですが、けっこうはまって読んでましたね。次女は高3の受験勉強中に『海皇紀』を読み始めちゃって、「1日3巻まで」など我慢しながら読んでいたようです(笑)。
—— この宙に浮いているのは、おもしろい棚ですね。
三谷 ハードカバーの本の表紙を挟むことで、本自体が棚になるんです。あと、この柱はハンモックの支柱としても使えるんですよ。
—— ハンモックに揺られながら漫画を読むなんて、最高ですね……!
三谷 たまに近所の子どもが遊びに来て、読んでいたりもしますよ。春にやるお花見パーティでは、誰とも喋らないでここでマンガを読んでいた人もいました(笑)。
—— こちらは2階ですが、トイレの中にも本棚が。
三谷 そうですね。CDプレイヤーもあるので、音楽を聞きながら本が読めるようになっています。トイレの周りも本棚をどんどん増築していて、トイレのドアが開けづらくなってきているのが難点です(笑)。
三谷 このへんは、日本の作家が書いたSFの棚ですね。竹宮惠子さんのマンガや、神林長平さんの『戦闘妖精・雪風』など。
三谷 こっちは、日本ファンタジーノベル大賞の受賞作などが入った棚です。
—— これはポスターですか?
三谷 いえ、本なんですよ。フランスで買った絵本で、タイトルが『私の最も大きな最初の本』という意味なんですよね。当時ゼロ歳だった長女のために買ったのですが、フランス語は覚えませんでしたね(笑)。
1週間で30冊以上の本を読破していた小学校時代
—— では、いよいよ三谷さんの書斎の本棚を見せていただきましょう。