第47回】アベノミクスでもペヤング危機は止められない

一週間のお休みをいただいた「すべてのニュースは賞味期限切れである」。今回はもちろん12月14日に投開票された衆議院議員選挙の話題を、と思ったらまずはペヤングのお話。実はこの選挙の公示日にゴキブリ混入写真がアップされていたペヤング、またたく間に拡散し、ついには自主回収を行い世の中から商品が消滅する自体に。支持率急降下のペヤングはふたりはどう見るのか? そしてもちろん総選挙のお話も。支持率急上昇中の小泉進次郎が池上彰の番組でした発言とは?

12月26日発売!


すべてのニュースは賞味期限切れである(アスペクト)

本連載をまとめた書籍『すべてのニュースは賞味期限切れである』が、12月26日にアスペクトより発売されます。「佐村河内守復活秘策」、「すき家ストライキは新しい社会運動」、「クール・ジャパンに見る日本人の猟奇性」、「ヘイトスピーチをサブカルで倒す?」、「世界に広がる格差とイスラム国」などなど、速水健朗とおぐらりゅうじ、ふたりのライターが好き勝手論じてきた2014年のニュースに加えて、その後の追加コメントもたっぷりの一冊。年末年始、一年の振り返りにぜひご購入ください!

くるり・岸田繁に見た「ロック」のあるべき姿

速水健朗(以下、速水) あまりおもしろい話ができるわけじゃないんだけど、一応、先の解散総選挙を振り返っておこうか。

おぐらりゅうじ(以下、おぐら) そうですね。僕もおもしろい話は特にないので、ここでは選挙結果の話ではなく、メディアの話をしましょう。12月のはじめから、津田大介さんが編集長を務める「ポリタス」というサイトで『「総選挙」から考える日本の未来』という特集をやってましたよね。

速水 政党ごとの公約がすべて読めるリンクや党首討論の書き起こしといった正統派の記事はもちろん、いとうせいこう、宮台真司、平野啓一郎といった文化人、学者、作家、ジャーナリストからクリエイター、ミュージシャンにいたるまで、それぞれの私的選挙論のコラムを掲載していた。

おぐら 外山恒一やもんじゅ君まで寄稿していて、幅広いラインナップでしたね。そして、くるりの岸田繁は「どうしても投票することができませんでした」というタイトルで、寄稿者の中で唯一投票に行かなかったことを告白し、その経緯と真意を丁寧に語っていて。

速水 あれネットではけっこう批判されてるけど、政府の経済政策ではなく、自分にとっては目の前にある仕事が大切ですっていうスタンスはいいと思ったけどね。

おぐら はい。僕も原点としての労働者階級とロックミュージシャンの関係を思い起こしたりしました。そういう岸田繁の原稿をはじめ、意識の高い低いとかではなく、ジャンルを横断しながら意見や考え方やスタンスの違いもごちゃまぜにして、広範囲にアプローチしようっていう編集方針が、まさに選挙という国民的なイベントを扱う際の正しいやり方だなと思いました。読み物メディアへのアクセスって、どうしても個人の趣味趣向に左右されがちですけど、選挙はそういうの関係ないんだぞっていう。

高騰するペヤング相場

おぐら あとは同時期にニュースになった、ペヤングの話もしておきたいですね。

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すべてのニュースは賞味期限切れである

おぐらりゅうじ /速水健朗

政治、経済、文化、食など、さまざまジャンルを独特な視線で切り取る速水健朗さんと、『TVブロス』編集部員としてとがった企画を打ち出し、テレビの放送作家としても活躍するおぐらりゅうじさん。この気鋭のふたりのライターが、世の中のニュースを好...もっと読む

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コメント

nijuusannmiri 「「俺ならいける!」と池上彰は思ったんでしょう。そしてその交渉シーンすら画になると判断したディレクターもさすがです。でもさらに上をいったのが進次郎で」 5年弱前 replyretweetfavorite

kiracorico 民主党のCMは本当変だった 5年弱前 replyretweetfavorite