山と海を一日で楽しめるバスク
行楽シーズンの秋ですが、山と海を両方楽しめるスポットというのもなかなか珍しいのではないでしょうか。フランスではやはり、バスク地方です。
前回の食のバスクに引き続き、フランスバスク地方を旅した時のレポートをお伝えしていきます。
バスクに旅した私たちは、滞在拠点のBayonne(バイヨンヌ)という小さな街から電車で移動して、海の街を通過しながら、山岳鉄道でバスクの絶景を見渡すという日帰り小旅行に出かけました。まさに一日で海も山も満喫してしまおうという欲張りなものです。
まずは朝、宿を出てバイヨンヌ駅まで向かう道のりで、とても穏やかな風景に遭遇しました。
街の真ん中の川で釣りを楽しんでいるムッシュたち。
これ、週末じゃなくて平日の朝ですよ(笑)。
真剣に釣りに集中するというよりも、仲間との会話をゆるやかに楽しんでいるという風情です。
釣りをしているムッシュたちだけでなく、街の道ばたでは、パリでも見かけないバスクならではの光景が目に入ってきます。
例えば、バスクを象徴するカラーである赤、白、緑を使った飾りつけがところどころにあります。この色にはそれぞれ意味があって「赤はバスク人の血」、「白はクリスチャンの信仰を表す十字架」、「緑はバスクの大自然」を表しているのだそうです。
また、バスク語が公用語になっているということで、公衆トイレやバス停にはフランス語、スペイン語、英語と並んでバスク語での解説表示があるのを発見しました。
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