TOEFLは、「読む」「聴く」「話す」「書く」の四つの要素を盛り込んだ総合英語力を診断するものだとよくいわれます。
確かにその通りなのですが、大前提として知っておいていただきたいのは、英語で行われる大学の授業についてこられるかどうかを確かめるのがそもそもの目的であるということです。
あべ・ともなお/獨協大学外国語学部英語学科卒業後、3年間の教員生活を経て、北アイオワ州立大学大学院留学、応用言語学(英語教授法)修士号取得。トフルゼミナール留学センター学部長。
ですから、どれだけ英語を流暢に話せても、学術的な文章を読む力が不足していたり、大学入学レベルの教養を身につけていなかったりするようでは、高スコアは望めません。