※「フェル先生のさわやか人生相談」では、フェル先生に相談したい質問を募集しています。お悩みのある方は、専用フォーム(匿名可)からご応募ください。
トライアスロンに挑戦する彼へのプレゼント
Q1.フェル先生、いつも楽しく拝見してます。
彼がトライアスロンにどっぷりはまっていまして、 この酷暑の中も毎日の練習をかかさずがんばってます。
今度大きな大会で初めてのロングに出るとのことで、 応援に行こうかなと思ってるんですが(見るのはこれが初めてです)、 最低でも10時間はかかる過酷なレースで途中なんどもくじけそうになることがあるんじゃないのかなぁ、と未経験者ながらも想像してます。タイムよりも何よりもまずは完走してほしいので、そんな時に励みになったらいいなと思って、何かメッセージを書いた身につけられるものをプレゼントしたいなと考えているのですが、 選手から見たら何が良いのでしょうか? 一応ショップの店員さんにも聞いてみたりしたものの、ゼッケンベルト以外あまり身につけたりしないものなんでしょうか。
邪魔になるものをあげても本末転倒ですし、 トライアスロンにハマっているフェル先生からのご意見お聞きしたいです。
よろしくお願いします。 (36歳・女性)
A1.彼氏がトライアスロンにハマっていて、いよいよロングの大会に出られると。しかし「最低でも10時間」ってすごいですね。ロングで10時間切りって、もう完全にプロの世界の話ですよ。それを初回から狙うなんて、どれほどレベルの高い選手なのでしょう。これから開かれる「大きな大会」というと、アイアンマンジャパン北海道大会になりましょうか。ちなみにこの大会の去年の優勝タイムは、デンマーク人のプロ、マーティン・ジェンセン選手が出した8:47:53です。日本人最高は湘南ベルマーレ所属のプロ選手、戸原開人氏で、そのタイムは9:27:30。プロの選手が9時間27分です。そこで10時間を狙うと言うのですから貴女の彼氏のレベルの高さがわかろうというものです。
レベルの高い選手は、道具類に関して間違いなく強いコダワリを持っています。たとえゼッケンベルトのような小物であっても、自分で選んだ物しか装着したくないはずですから、それは控えた方がよいでしょう。 競技中の選手にとって、なによりも力になるのは沿道からの声援です。特に友人知人や彼氏彼女から応援されると、折れそうな心がみごとに回復するのです。競技中の選手は孤独です。「ああ、なんでこんなアホらしいことをやっているのだろう」と、つねに心の中で後悔しながら走っています。そんなときに名前を呼ばれて「頑張って!」と言われると、腹の底からモリモリと力が湧いてくるのです。 せっかく現地まで行かれるのでしたら、入念に準備をして、応援スケジュールをバシッと組んで、先回り先回りで、できるだけ多くのポイントで応援をしてあげることです。10時間もの長丁場ですから、応援するほうも大変ですが、最近の大会はwebで選手の通過ポイントをチェックすることが出来るようになっていますから、スマホを片手に地図を見ながら回れば、合理的に応援ができるはずです。物より声援。これで行きましょう。あとはゴールの後のKiss&Hugを忘れずに!
就職するならアメリカ、それとも日本?
cakesは定額読み放題のコンテンツ配信サイトです。簡単なお手続きで、サイト内のすべての記事を読むことができます。cakesには他にも以下のような記事があります。
人気の連載
cakesは定額読み放題のコンテンツ配信サイトです。簡単なお手続きで、サイト内のすべての記事を読むことができます。cakesには他にも以下のような記事があります。