9nineがいま輝いている3つの理由
川島海荷はじめメンバー全員が得意分野で大活躍!
5人のメンバーは歌手、女優、タレント、声優としても活動。しだいに活躍の場を広げ、それがきっかけで9nineのファンとなる人も!
パフォーマンスで魅せるガールズユニット!
“ライブが楽しいアーティスト”として、ノリのいいエレクトロ・ダンス・ミュージックでキレキレに踊りまくります!
2014年は武道館公演も決定した「9nineの年」
今年でデビュー9周年! Perfumeとの対バンツアーや夏フェスへの出演を経て、目標に掲げてきた日本武道館公演がいよいよ8月21日に開催決定!
長くて短かった9年間
—— 8月21日に待望の武道館公演が決まりましたね! 今年9周年の9nineにとって、まさにクライマックスのイベントだと思いますが、デビューから今までの9年を振り返ってみて、長かったですか? 短かったですか?
川島海荷(以下、川島) 長かったですね……。
佐武宇綺(以下、佐武) 長かったです。9年より、もっともっと長かった気がします。一つひとつの思い出が濃すぎて、みんなとすごく長い時間、一緒にいたような気がします。まるで小学校の同級生のような感じですね。
西脇彩華(以下、西脇) 私にとっては短かったですね。何度かメンバー交代などがあったので、それぞれ違うグループみたいに思い出があるんです。つなげて一つのグループだと考えることがあまりないんですよ。つなげて考えると、ものすごく長かったな! と実感します(笑)。9年ってすごいんだな、ってあらためて感じます。
—— 小学校に入学した子が中学を卒業するぐらいの時間ですからね(笑)。最初の頃はストリートライブが多かったと聞きましたが。
西脇 代々木公園ですね。けっこういろいろなアーティストさんがいて。
佐武 うん、人も多かった。でも、そこまでアイドルが有名な時代ではなかったかな。
西脇 ももクロ(ももいろクローバーZ)さんが少し後に代々木公園でストリートライブをやってましたね。
—— ストリートライブは、どんな感じだったんですか?
佐武 もう、今の環境とはまったく違いました。その頃は、雨の中でも歌ってましたから。
西脇 さすがに台風の日は、中止になりました(笑)。途中までは強行したんですよ! マネージャーさんが、とにかく体育会系で熱いんです。「台風だって歩いている人はいます! やれるところまでやりましょう!」って感じで(笑)。半泣きでやったよね。
佐武 服とかビショビショになりながら(笑)。当時は衣装がなかったので。
西脇 私服だったんですよ! それでもみんなで最大限おしゃれしようといろいろ考えていました。
川島 この話、つらいよね……(笑)。
西脇 機材も自分たちで運んでましたよ。
川島 警察に止められたりしたよね(笑)。
西脇 あと、チラシ! 手書きのほうが気持ちが伝わると思って、自分たちで作って配っていたんですけど、なかなか受け取ってもらえなかったり、捨ててあったり……。それがストリートライブの一番の思い出かもしれませんね。
「Evolution No.9」は9nineの“反抗期”
—— では、9nineのみなさんにとって、ターニングポイントになった曲やライブは何だと思いますか?
佐武 今の9nineのスタイルや音楽性に目覚めることができたのは、去年リリースされたシングルの「Evolution No.9」ですね。それまでは王道J-POPをストレートに伝えていたんですけど、この曲からファンの人たちの層も変わったような気がします。9年間やってきましたが、9nineがどうしていきたいか、やっとこの曲で見えてきました。
—— 「Evolution No.9」はEDM(Electronic Dance Music)のとてもカッコいい曲ですが、いろいろおもしろい曲ですよね。わかりやすいサビの部分がなかったり、歌詞も“進化”をテーマにしているんですが、けっしてポジティブ一辺倒ではなかったり。
西脇 まさに! 私たちはそういう部分に魅力を感じているんですけど、だからこそ、なかなかインタビューで言葉にして伝えづらいのが「Evolution No.9」なんです(笑)。本当はすごく前向きで、ナニクソ根性みたいなものがたくさん入っている曲だと思いますし、自分たちも歌っていてすごく気合が入る曲です。ライブでもキーになる曲なんですけど……ちょっと反抗期っぽい曲ですね。
—— たしかに反抗期っぽい! 9nineにとって、自我の目覚めだったのかもしれませんね。
川島 うれしい!
西脇 “エボナイ”でこんなに共感できることってないです!(笑)
—— では、自分たちで“進化”したと感じる部分はどのようなところだと思いますか?
西脇 パフォーマンスですね。路上でやっているときは、ガツガツ踊る曲もなかったので、ヒールを履いて、スタンドマイクを使ったりして歌っていたんですね。でも、このメンバーになってからなんですが、振付を担当してくださるのが専門の振付師の方からダンサーの方に変わったんですよ。歌とダンス、それぞれがよりレベルアップするように導いてもらえました。
川島 私は、最近やっと、一つひとつしっかりと自分の意志を持ちながら活動できるようになれたかなと思います。というのも、最初のスタートラインがぜんぜん無知だったし、偶然が重なって今のお仕事をさせていただいている感じがしていたんですね。「あ、楽しい♪」みたいな、ふわふわした気分でいたので、明確な目標や強い意志はなかったんです。
でも今は、長くお仕事をする中で、歌にしてもダンスにしても、一つひとつのことをきっちりやっていきたいと思えるようになったし、それがプライドでもあります。自分ができなくて納得いかないことは、やっぱり悔しいので嫌なんです。負けず嫌いがより強くなったと思います。
佐武 前は、与えてもらったものに対して必死だった部分があったんですけど、最近の9nineは与えられたもの以上のものを返そうと挑んでいっている部分があると思います。そういう考え方の変化は、この9年間の積み重ねのおかげだと思いますね。
—— 「Evolution No.9」に続く、昨年11月のシングル「Re:」の歌詞には、みなさんの「負けてなるものか」という気持ちが色濃く表れていたと思います。歌詞を作る際には、前もってメンバー一人ひとりにインタビューを行ったそうですが。
西脇 こういう作り方は初めてでした。インタビューといっても、ただ普通に話をしただけなんです。近況報告とか、やりたい音楽とか、今までの思い出とか、今の自分たちのこととか。いろいろな話がこういう歌になりました。
—— 「ここまでやってきたよ そう簡単にあきらめられる訳ないよ」という歌詞なんかは、みなさんの心情そのもののような気がしました。
佐武 そうなんです! 自分たちでも驚きました。みんなそれぞれ違うことを聞かれて、違う話をしたのに。
川島 本当にびっくりしました。
佐武 みんなが同じ気持ちでいるということが嬉しかったですね。
西脇 細かいストーリーはそれぞれ違うと思いますけど、そういう気持ちを持っている人たちなんだなぁ、って思いました。みんな、普段はあまり「悔しい!」とか「負けたくない!」と言わないんです。でも、やっぱり思っているんだ、って。ちょうど武道館の話を聞いたタイミングの曲だったんですよ。
佐武 背中押されたよね、この曲に。
次回「この夏の9nineは攻めてます!」は8月19日更新です。
構成:大山くまお 撮影:吉澤健太
【初の武道館公演開催!】
開催日:8月21日(木)17:00開場/18:00開演
会場:日本武道館
チケット価格:6300円(税込み)
お申し込み:http://9nine-fan.lespros.co.jp/news/detail/5155
【ライブDVD好評発売中!】