前回、バイラルメディアはメディアとしての業務プロセスが既存の伝統的なメディアと異なるため、広告もその仕組みの上に乗って作られ運用される情報、すなわち「ネイティブ広告」でなければ視聴者に見てもらえなくなるだろう、というお話をしました。
それはすなわち、コンテンツの文脈とは無関係にただ企業の都合で製品やサービスの周知のために配信されるような従来型の広告は、(完全になくなりはしないまでも)インターネット上では徐々に消えていくだろう、ということでもあります。
企業にとって、これからの効果的なマーケティングとは何かを考えていくうえで、バイラルメディアの登場は少なくないインパクトを持っていると言えるのではないかと思います。
では、一方で一般の消費者にとってバイラルメディアとはどのような意味を持つのでしょうか? メディアが変わることによって、我々の社会はどのような変化に直面するのでしょうか。今日はこれを少し考えてみます。