染谷将太がいま輝いている3つの理由!
弱冠21歳で映画出演数50本以上!
9歳のときに映画初出演以来、映画やドラマなどさまざまなジャンルで活躍。出演作は映画だけでも50本以上と、21歳にして幅広いキャリアの持ち主。
日本人俳優として初めての快挙!
映画『ヒミズ』で、2011年のヴェネツィア国際映画祭・最優秀新人俳優賞を日本人俳優として初めて受賞。また2013年には日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。国内外から注目を集めている。
演技の幅がとにかく広い!
映画『WOOD JOB!(ウッジョブ)』の主人公のような今どきの青年役から、『ヒミズ』で見せた父親を殺す高校生役まで、演技の幅がとにかく広い!
山での撮影はとても幸せな時間だった
—— 『WOOD JOB!(ウッジョブ)』の撮影は2ヶ月近くおこなわれていたそうですが、山での生活はいかがでしたか?
染谷将太(以下、染谷) 不思議な空間でしたね。これまで僕は山で長い期間生活したことがないからそう感じたのかもしれませんが。でも、現地の方はとても温かく接してくださって、居心地がよくて。
(c)2014「WOOD JOB! ~神去なあなあ日常~」製作委員会
—— 東京に戻ってきた時はいかがでした?
染谷 山が恋しくなりました。山での時間は、とても幸せな時間だったと思います。
—— 撮影現場は楽しかったですか?
染谷 すごく和やかでした。本当にみんな仲がよくて。なかでも、伊藤英明さんとマキタスポーツさんが現場を盛り上げてくれていました。お笑いコンビみたいに2人とも息がぴったりで(笑)。
—— ヒロイン役の長澤まさみさんとは初めて共演なさったとのことですが。
染谷 はい。すごく自然に現場に溶け込む方だったので、一緒にお芝居するのも楽しかったです。変に気を遣う必要もなく、本当にのびのびできました。ただ……僕が褌(ふんどし)一丁になるシーンがあるんですが、その姿で長澤さんの前に立つのだけは恥ずかしかったですね(笑)。
—— 染谷さんの褌姿はかなり新鮮でしたけど。
染谷 いやぁ……かなり大変でした……。とにかく食い込むので、本当に痛かったです(笑)。
(c)2014「WOOD JOB! ~神去なあなあ日常~」製作委員会
相談されるほど、大人っぽい21歳
—— あと、あまりに染谷さんが大人っぽいので、マキタスポーツさんが撮影の合間に毎晩のように染谷さんに人生相談をしていた……という噂も伺いました。
染谷 あはは、確かにいろいろ相談されました。「勘弁してください、相談する相手を間違えてます!」と言ったんですけれども(笑)。
—— 撮影当時43歳だったマキタさんから相談されるぐらいならば、染谷さんはほかの人から「大人っぽい」と言われる機会が多そうですね。
染谷 そうですね、昔からなぜか多いですね。僕は子役から役者人生をスタートさせたんですけれど、子役の時から「オッサン」って言われてました。
—— え、オッサンですか? どのあたりが?
染谷 逆に僕が聞きたいですよ(笑)! ちょっと声が低いとかそういうことなのかなぁ……。でも、本当になんでそんなに「大人っぽい」って言われるのか謎で仕方がないです。
—— 染谷さんといえば、その大人っぽさを活かして園子温監督の『ヒミズ』をはじめ、影がある役を演じることが多かったですが、今回の『WOOD JOB!(ウッジョブ)』では未経験からいきなり林業を始める青年という、かなりさわやかな役を演じてらっしゃいましたね。
染谷 ええ。「最近こういう役をやっていなかったな」とすごく新鮮でした。実際、自分でも完成した映画を観て、「自分ってこんなに清々しい役を演じられるんだ!」とびっくりしました。
執筆:藤村はるな、撮影:加藤麻希
(c)2014「WOOD JOB! ~神去なあなあ日常~」製作委員会
『WOOD JOB!(ウッジョブ)~神去なあなあ日常~』
2014年5月10日(土)より全国東宝系ロードショー
監督・脚本:矢口史靖 原作:『神去なあなあ日常』三浦しをん(徳間書店刊)
出演:染谷将太、長澤まさみ、伊藤英明、優香、西田尚美、マキタスポーツ、有福正志、近藤芳正、光石研、柄本明