「これからは英語ぐらいできないとお話にならない」
まだ高校生だった僕に、たくさんの大人たちがそんなアドバイスをくれました。
それから30年。日本は本当に「英語ぐらいできないとお話にならない」時代に突入中です。楽天やユニクロだけが特殊な会社というわけではありません。日産、シャープ、パナソニック、野村、伊藤忠商事……英語公用語化に踏み切ったり、外国人を大量採用したりする会社は増える一方なのです。
ところが、ここに大きな問題があります。僕らは中、高、大と合計10年間も英語を勉強するのに、ほとんどしゃべれるようになりません。「日本人はしゃべれないけど読み書きはできるよ〜〜」などと思う人もたくさんいるでしょう。いえいえ。読み書きも全然できません。日本では神聖視される英検1級。あれ、アメリカで7、8年教育を受けた帰国子女だと中2くらいで合格します。中には小学生で受かる子さえいます。しかし、仕事で必要になるのは中2の英語力なんかではありません。
じゃあどうすれば実際に「使える英語」を身につけることができるのか? この連載では、「使える英語」の習得方法についてくわしく解説していきたいと思います。
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