第5回で告知した通り、先日の10月6日に東京のときわ台で「天祖神社酒まつり」という、歴史ある神社の境内でさまざまな蔵元のお酒を楽しんでもらうイベントを行いました。
当日は幸いなことに過ごしやすい気候で、多くの方に来ていただけました。来てくださった皆様本当にありがとうございます。
この日は、第6回で告知した「大江戸日本酒祭り」も行われました。こちらも大盛況だったようです。実はさらに、僕の知っている限りでは2つの大きめの日本酒イベントも行われました。
10月は日本酒のイベントが特に多い月です。もうすぐ本格的なお酒造りが始まるので(日本酒は冬から春にかけて造られることが多いのです)、蔵元さんが忙しくなる前にイベントを行うのですね。今からでも申し込めるイベントもたくさんあります。
日本酒のイベントのいいところは、色々な種類のお酒を少しずつ飲むことができるところです。場合によっては気に入ったものをたくさん飲むことができます。なにより、蔵元さんたち造り手の方々とお話をすることもできるのです。特に、まだ日本酒を飲み始めたばかりの初心者にとっては、たくさんのお酒を試せたり、わからないことがあったら質問できるというのはうれしいことでしょう。
そこで今回は、初心者が日本酒のイベントを楽しむにはどうしたらいいのか、イベントのタイプにあわせて何を気をつけたらいいのかといったお話をしていきたいと思います。
イベントといっても千差万別!
一口に日本酒のイベントと言っても、さまざまなスタイルのものがあります。ちょっと一覧で見てみましょう。
1)酒屋での試飲販売イベント
2)居酒屋での「○○のお酒を飲む会」
3)居酒屋や日本酒ファンなどが主催する合同飲食イベント
4)町ぐるみの居酒屋はしご系飲食イベント
5)協会などの主催する日本酒業界向けイベント
6)協会などの主催するきき酒イベント
他にも過去に僕が開催した日本酒講義イベントのような、ここに当てはまらないものもありますが、だいたいは上記のようなスタイルにまとめられます。では、順番に見ていきましょう。