cakesの連載はnoteに移行します。
こんにちは。読者の皆様、いかがお過ごしでしょうか?
ご存知の通りcakesが8月でサービスを終了することになり、それに伴ってこちらの連載も最終回です。4年前にcakesで〈おいしい」をつくる料理の新常識〉という連載をはじめたときの「新しい世界に足を踏み入れた」感覚は今でも憶えています。『「おいしい」をつくる料理の新常識』はnoteに移行するつもりなので、よかったら読んでください。
さて、次にはじめた連載がこちらの「樋口さん、どれがいちばんですか?」です。料理は人の営みの一部。作る人の環境や状況によって最適解が異なり、万人にとっての「いちばん」などない世界です。それでも「ぼくの」いちばんをお伝えするというスタンスで、回数を重ねてきました。
第一回目のテーマに選んだのは塩です(『いい塩を使えば料理はおいしくなる? いちばんオススメの塩はコレ!』)。料理のはじまりにして、最後に残る調味料だと思います。ぼくのオススメは、ごくふつうの『食塩』で、それは今も変わってません。
一方、違う製品を紹介したほうが良かったかな……と思うものも出てきます。フライパンを紹介した第4回『「鉄のフライパンのほうがおいしくできる」の真実』という記事では「アイリスオーヤマ フライパン シルバー 26cm」「マイヤー フライパン スターシェフ2 フライパン 24cm or 26cm」をおすすめしました。
IHを前提とした場合、ステンレスでアルミを挟み込んだクラッド鋼のフライパンがいちばんで、実際加熱ムラも少ないです。一方、この鋼材のフライパンは「重い」という弱点もあり、ガス火を使っているのであれば軽いフライパンも選択肢に入ってきます。
現時点でのベストなフライパンは…?
その点を踏まえるとぼくが一番気に入っているフライパンがこちら。