​ほんとはこんなに甘かった「まるごとピーマンのピリピリマリネ」

今回はまもなく旬を迎えるピーマンをまるごと使ったレシピ。苦味が特徴なこの野菜が、驚くほどとろりと甘く変化します。ぜひお試しください!

cakes読者のみなさま、こんにちは。

2012年の立ち上げから参加してきたcakesですが、連載更新は7月まで、そして8月いっぱいでサービスが終わるそうです。休載期間も含めると10年近いお付き合いだったので、終了は残念。長年通っていた愛着のある飲み屋が突如閉店するような、そんな寂しさを感じます。黄色くて広くて騒がしくて、老若男女硬軟盛り上がってて、思えば結構いい店だったなあ。

10年ひと区切りなので、ちょっとだけ振り返りを。この連載は、当時ピースオブケイク代表、現note代表の加藤さんから、食でなにか書いてよというふわっとした依頼で始まりました。それを受け、これまたなにも決めないまま「とりあえずビール」というふわっふわっのタイトルで見切り発車的にスタートしたのでした。

それがいつの間にか、筆者の興味の流れでポルトガル料理とワインの連載となり、書籍『ポルトガルのごはんとおつまみ』にまとめた後に、いっそ看板を変えようと連載名を「ポルトガル食堂」に変え、ああそれなのに、看板を変えた途端にポルトガル料理じゃないものも次々と紹介したくなり(一応ポルトガルワインに合う料理というローカルルールはあるものの)、架空のポルトガルワイン酒場という体で自由に書いてきました。

どんな仕事も、先なんて分からないまま始まり、次第に成長し、唐突に幕がおりるもの(外部は唐突だと感じるが、内部はぜんぜん唐突じゃないことも承知の助)だということは、出版業界で長く仕事をしてきた者としての実感です。が、終わりは始まりと言うように、終焉は次への幕開けでもある。新しい出会いを楽しみに、とりあえず記事が更新される7月いっぱいまで、cakesでの連載を綴っていきます。

で、今回は、これから旬を迎えるピーマンが主役の「まるごとピーマンのピリピリマリネ」。野菜はそのほとんどが水分ですが、ジューシーさを余さず生かすのに有効なのが、切らずに丸ごと使う調理方法。ピーマン特有のあの青い苦味も、まるごと蒸し焼きすると面白いほど消え、とろりと甘く、噛むと野菜汁が溢れるほどジューシーになります。

さらに切らない調理のメリットは味わいだけでなく、ピーマンの中に入っている小さい種が手やまな板にくっついたり飛び散ったりするといった、ミニマムなストレスがない喜びにもあり。にんにくと唐辛子(ポルトガル語でピリピリ)で辛味とうま味を足し、ワインビネガーで酸味も軽くプラスし、夏向きの味に仕立てます。

では、パパッと作っていきましょう。

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「まるごとピーマンのピリピリマリネ」

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ポルトガル食堂

馬田草織

ポルトガルや南蛮絡みのエピソードが大好きな編集者・ライターの馬田草織さんが、仕事現場や旅先、日常で気になった食のサムシングと、それにちなむおつまみ&ぴったりなお酒を月替わりでご紹介していく、家飲みも外飲みも楽しむ人へ捧げる至福のほろ酔...もっと読む

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コメント

yugo_1373 そういえば、このピーマンレシピ美味しすぎてハマってる。 もうサービス終了で見れなくなっちゃうから見てくれ〜 私はスクショしておきました https://t.co/AVI0Sjmf7a 25日前 replyretweetfavorite

narumi これ簡単なのにめちゃくちゃおいしくて、ワインにも最高に合う。ピーマンの好きな食べ方ランキング1位になった。 https://t.co/kCKkRP2AiM 約2ヶ月前 replyretweetfavorite

yui_shim2 このピーマン、箸が止まらない…! 半分は冷やして…と思ってたけど、無理でした。次はいっぱいつくる。 ほんとはこんなに甘かった「まるごとピーマンのピリピリマリネ」|馬田草織 @saoribada | 2ヶ月前 replyretweetfavorite

saoribada cakes 連載「 #ポルトガル食堂」 「まるごとピーマンのピリピリマリネ」 https://t.co/qKCWHxywxA ピーマンのまるごと蒸し焼きは、ピーマン汁ほとばしるぐらいジューシー。冷たくしてもおいしい。 ワインは… https://t.co/Yjc5pwKaHn 2ヶ月前 replyretweetfavorite