料理に慣れたらほしくなる「ミキサー」
必須ではありませんが、確実に料理のレベルをアップさせる調理器具。それがミキサー(ブレンダー)です。ブレンダーがあればコーンスープやニンジンのポタージュなどなめらかなピュレ系のスープを作ることができます。
もちろん、そういったスープは味噌汁と違って毎日作るものではないかもしれません。しかし、作ることができればバリエーションは確実に広がります。僕は余った野菜をなんでもブレンダーにかけてスムージーにしていますが、そういった後始末にも便利なのです。
万人に薦めることはしませんが、もしも料理に慣れてきて、心に余裕があれば一つ買ってもいい調理道具。それがミキサー(ブレンダー)なのです。
ミキサーとブレンダーの違いとは
ところでミキサーとブレンダーはどう違うのでしょうか。実は同じ器具を指しています。ミキサーは和製英語で、1952年に松下電器産業がブレンダーに「ミキサー」という名前をつけたことからややこしい状況が生まれました。
英語圏では材料の粉砕、あるいは攪拌を行う調理器具は「ブレンダー」と呼び、ミキサーといえば泡だてなどを行う調理器具のことです。
(これがミキサー)
従って「ブレンダー」と呼んだ方が誤解が少ないとは思いますが、日本ではメーカーによってミキサーやブレンダーなど様々な名前がついているのが現状です。
据え置き型のミキサー(ブレンダー)とは別に『ハンドブレンダー』と呼ばれる製品もあります。棒状の器具を鍋やボウルなどの容器に直接差し込んで粉砕、撹拌するものです。プロのキッチンではソースの仕上げや泡立てなどに活用されています。ちなみに写真のハンドブレンダーはバーミックス社製で、僕は20年以上使っていますが未だに現役です。
手持ちと据え置き、どちらを選ぶ?
ハンドブレンダーと据え置き型のブレンダー。どちらがおすすめでしょうか? 個人的には据え置き型一択です。というのも鍋に差し込むタイプのハンドブレンダーは構造的に粉砕、撹拌がしづらい部分が出てくるからです。
据え置き型のミキサーであれば食材を効率よく粉砕できます。そのため、なめらかな仕上がりになるのです。ハンドブレンダーはあくまで具材を泡だてるための道具。粉砕、撹拌に特化したミキサーにはかないません。
実際に使っているのはバイタミックス
僕が愛用しているミキサーは『バイタミックスE310』。変速機能がついたアメリカ製のブレンダーで、圧倒的なパワーが魅力です。どんな野菜もなめらかなピュレにできるので、これを買ってからは裏ごしの手間がなくなりました。
ちなみにバイタミックスには『S30』という小型の機種もあるのですが、そちらは650wとパワーが弱いのでオススメしません。逆にそれ以上のグレードの機種は100wほどパワーが強いですが、タイマーがついたり、操作方法がタッチパネルになったり、と粉砕撹拌とはあまり関係ないのでやはり積極的には薦めません。
しかし、バイタミックスには大きな弱点があります。動作音が「激しくうるさい」のです。一般家庭では驚かれてしまうでしょうし、価格も高いのでよっぽどの料理好きな人以外には強くおすすめしません。
家庭用におすすめしたいのはあのブランド
今回、僕がオススメするミキサーはこちら。