わかる日本書紀

人と違う見た目が原因で危うく島流し…自己PRで回避【第33代⑧】

ややこしい日本書紀をわかりやすく紹介した書籍『わかる日本書紀』シリーズ第4巻から、日本の正史を学ぶ連載。今回は第33代、推古天皇の御代のお話(提供元:西日本出版社)。

菟田野(うだのの)の薬猟(くすりがり)

推古十九年(六一一)五月五日、天皇は臣下たちを従えて菟田野※1薬猟※2をしました。

一行は、鶏鳴時(あかとき)※3藤原池※4のほとりに集合しました。そして、会明(あけぼの)※5を待ってすぐに出発しました。粟田(あわたの)ホソメ(細目)※6を狩りの前の隊長、額田部(ぬかたべの)ヒラブ(比羅夫)(のむらじ)※7を後の隊長としました。

この日、お付きの臣下たちの衣の色は皆、自分の位の冠(かんむり)の色にそろえ、冠にはそれぞれの髪飾りをつけていました。
その髪飾りは、大徳(だいとく)、小徳(しょうとく)の位の者は金(こがね)、大仁(だいにん)、小仁(しょうにん)は豹(ひょう)の尾、大礼(だいらい)から下は鳥の尾を使って作られていました。

八月、新羅と任那は使者を派遣して、朝廷に献上の品を差し上げました。

二十年(六一二)正月七日、朝廷では臣下たちに酒を用意して宴会(とよのあかり)が催されました。

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わかる日本書紀

村田右富実 /つだゆみ /村上ナッツ

『日本書紀』は神代から第41代持統天皇の時代までを扱った日本最古の歴史書です。しかし本文は漢文、全30巻と長く読解は難しいため、正史ながら読んだことのある人はほぼいません。そこで、劇作家が書くわかりやすい文章と、親しみやすいキャラクタ...もっと読む

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