はかりを使うと作業が早くなる
「計量は料理の基本」。そのために欠かせないのが〈はかり〉です。
はかりは重さを測る道具。料理に詳しい方は「はかりを使いましょう」と聞くとお菓子作りを想像するかもしれませんが、料理に使ってもメリットがあります。例えば計量スプーンを使うより正確、かつ早く作業ができることです。
例えばしょう油を大さじ4、計量すると、表面張力でいっぱいになるまで慎重にしょう油を注ぎ、それを4回繰り返す必要があります。
食材ごとの「小さじ1=◯g」を知っておくと便利
一方、はかりを使う場合はしょう油大さじ1は18gですから、18g×4で72gを計量すれば一回で作業が終わります。計量スプーンを使う回数が増えればそれだけ誤差も大きくなりますが、はかりであれば最小限で済むのもメリット。
砂糖や塩、小麦粉なども計量スプーンの場合、正確に擦り切る必要がありますが、はかりを使えばその手間は不要です。ポイントは食塩は小さじ1=6g、粗塩は小さじ1=5gという具合によく使う食材の重量を把握しておくこと。
昔のレシピは基本的に「大さじ、小さじ」で表記していましたが、最近では「g表記」も増えています。注意するのは上白糖とグラニュー糖、食塩と並塩、みりんとみりん風調味料といった、似ているけれど質量が異なる食材です。上記は一例ですが、インターネットで検索すれば一覧が出てきますから、印刷して冷蔵庫などに貼っておくと便利です。
重さをはかる習慣をつければ仕上がりの味が安定します。例えばトマトソースを作る際は、晴れた日と雨の日では水分の蒸発率が異なり、同じ時間煮込んでも出来上がりは変わってきます。その時、出来上がったトマトソースを一度計量し、その重さを基準とすれば味が安定しますし、味付けも重量比に対して塩を加えればかんたんです。例えば0.8%塩分であれば「(重量÷100)×0.8」です。
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少し前置きが長くなりましたが、僕がおすすめするはかりはこちら。