嗜好品は大体身体に悪い

最近、健康志向に目覚めてきたという林伸次さん。そうなると、控えなければいけなくなるのが、お酒やコーヒーのような嗜好品。バーテンダーという立場から、健康と反する嗜好品について考えます。

20代で習慣的にお酒を飲む人は10%

いらっしゃいませ。
bar bossaへようこそ。

僕、最近どうも眠れないし、たまに動悸が激しくなるんです。元々冷え症でも困っているので、近々病院に行こうと思っています。でも、行っても大体の場合は「ストレスや精神的なもの」って言われて、軽い睡眠導入剤を処方されるだけで、一向に良くなりません。なので自分なりに色々調べてみたら、カフェインを断つと効果があるという話を知り、実行してみました。

コーヒーそのものは身体に良い側面もあるそうで、そこは興味がある方は調べていただくとして、僕に関してはカフェイン断ちをして正解だったかもしれません。直接関係があるかわかりませんが、動悸も減りましたし、ぐっすりと眠れるようになりました。どうしてもコーヒーが欲しくなったら、今は小川珈琲店のノンカフェインのコーヒーを淹れています。本物のコーヒーとかなり近い味がします。また、カフェや喫茶店に入っても、ルイボスティーのようなノンカフェインを選んでいます。

僕、バーテンダーですが、お酒も元々そんなに強い方ではありません。一説によると、日本人の5割はお酒が普通に飲める人で、2割が全く飲めない人、残りの3割がそんなに飲めないのだけど練習したら飲めるようになる人、だそうなんですね。僕、お酒を飲むと顔が赤くなるし、この仕事を始める前はそんなに飲めなかったので、その「元々はそんなに飲めないけど、練習したから飲めるようになった人」なんだと思います。

最近は年のせいか、どうもお酒が次の日に残るようになってしまい、できるだけお酒を飲まないことにしています。バーテンダーという仕事をしながらできるだけ飲まないって変かもしれませんが、最近よく聞く20代でお酒を習慣的に飲む人の割合が10%くらいになったというニュースの意味がわかってきました。やっぱり過度な飲酒は身体に良くないし、お金も時間も溶けてしまいますよね。

実際、僕も「バー」という業態の飲食店をやり、周りのお酒の売り上げに頼った日本の外食産業を見ながら、「これからはお酒の売り上げだけに頼るのではなく、もっと料理の値段を上げたり、ネット販売やテイクアウトを増やしたり、パーティーやイベントをやったり、サブスクや会員制みたいな新しい試みをしなくてはいけないかなと思っています。

これから嗜好品はどこに行くのか?
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ワイングラスのむこう側

林伸次

東京・渋谷で16年、カウンターの向こうからバーに集う人たちの姿を見つめてきた、ワインバー「bar bossa(バールボッサ)」の店主・林伸次さん。バーを舞台に交差する人間模様。バーだから漏らしてしまう本音。ずっとカウンターに立ち続けて...もっと読む

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コメント

digk349or02cjf https://t.co/m2hb5VOrc1 4ヶ月前 replyretweetfavorite

lua_branca 私もここ近年、健康志向になっているのですごくわかります。 4ヶ月前 replyretweetfavorite

DI5K455ETTE 「長生きはできるようになったけど、なんのためだっけ」 4ヶ月前 replyretweetfavorite

AizuLover 健康寿命が伸びている社会。 嗜好品の「役割」について考えていきたい。 4ヶ月前 replyretweetfavorite