06. ひとめぼれしたときに読みたい本
『構造と力 記号論を超えて』
浅田彰 ( 勁草書房、一九八三年)
効く一言
人間を狂った生物とする考え方がある。実際、有機体が、確定的な生の方向=意味(サンス)に従って、プログラムされたコースを歩んでいくとすれば、方向=意味(サンス)の過剰を自然史的アプリオリとする人間は、放っておけばどちらを向いて走り出すかわからない、大変厄介な存在である。
残念ながら、恋より楽しい学問は存在する。
って今ふと思ったんですけど、ほんとですかね。どうなんだろう。人によるとしか言いようがねえな。 でもねえ、今回「ひとめぼれしたときに読む本」なんでねえ。正直、きみがしているひとめぼれの恋よりも学問が面白い自信はない……。
でもでも! ひとめぼれするってことは、たぶんきみは今ガッツがある状態だ! と思う! ので、ガッツがあるときに読んでほしい本を処方するよ! 『構造と力』(浅田彰)って本だよ!