納豆のブルーオーシャンは西日本
いらっしゃいませ。
bar bossaへようこそ。
僕、四国の徳島県出身なのですが、東京に来るまで納豆を食べたことがなかったんですね。もちろん存在は知っていて、近所のスーパーにも売っていたと思いますが、実家の食卓にはいっさい登場しなかったし、外食のシーンでもいっさい見かけませんでした。
納豆を初めて食べたのは19歳のころです。深夜の印刷会社のアルバイトを1週間くらいやったのですが、明け方仕事が終わった後にまかないで朝ご飯がついていたんです。その当時、本当にお金がなくて、「まかないがつく」というのに引かれてその仕事を選んだように覚えています。
仕事終わりに会議室に設けられたまかない部屋に行くと、「ごはんはおかわり自由」と書いてあるものの、おかずは生卵と味付け海苔とお漬け物とお味噌汁と納豆だけしかありませんでした。1杯目は卵かけ海苔ごはんで食べたのですが、せっかくだから2杯目も食べておきたくて、生まれて初めての納豆を試してみました。
確かに、噂に聞いていた通りの匂い。でも口にいれたら「あ、結構いける」と思って、あっという間にごはんをかき込んでしまいました。そうしたらそれ以降、残りの6日間も毎日納豆を食べてしまったんですね。もう完全に取りつかれてしまったわけです。今では「発酵食品と大豆のタンパク質は身体に良い」という意識もあって、ほぼ毎日食べています。
ところで今、納豆ってかなり安く買えますよね。人気商品なので価格競争が起きているのか、先日スーパーで買ったときは、一番安いのが3パックで69円でした。価格だけじゃなく豆の種類や大きさなど色んな差別化をはかっていて、納豆って「激戦区」なんです。
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