人生のタスクを細かく分類する

あなたの24時間はどこへ消えるのか――この連載では、仕事もプライベートも関係なく、今しかできないことをやる方法を伝授します。
今回のテーマは、タスク管理の4つのポイントその1。1月21日発売の『あなたの24時間はどこへ消えるのか』(SBクリエイティブ)からお届けします(毎週月・木曜日更新予定)。

1.すべてのタスクを同等に扱う

まず「タスク」という言葉を聞くと、わたしたちはどうしても仕事だけに焦点を定めた話だと思い込んでしまいます。会社でのやることはしっかり管理できているのに、一方でプライベートの予定はどんどん先送りで、いざ行動に移そうと思っても気が重く、行き当たりばったりなことが多いのではないでしょうか。

タスクにはさまざまな種類がありますが、一般的に大まかには「仕事」か「プライベート」かに二分されると思います。でもタスク管理をするなら、範囲を仕事だけに絞っている人がほとんどではないでしょうか。仕事の話のほかに市役所の手続きや旅行の準備といった公私が混ざると「なんだか煩雑だ」と思うかもしれないし、手続きが進まない粗大ごみのことは忘れて日中は仕事に集中したいという面もあるかもしれません。

それでも、すべてのタスクを「同等に」扱うことはとても重要です。

理由はとてもシンプルで、仕事だろうとプライベートだろうとそのタスクをこなすのは自分でしかなく、それをこなすには1日24時間しかないからです。

残念ながら、仕事のことしか管理していなかったら週末までに終わるのは「仕事のことだけ」です。それは当たり前のように聞こえるかもしれませんが、やっぱり少しもったいないような気がします。やりたかったこと、趣味のこと、スキルアップや勉強などの取り組みまでもが土日までお預けとなってしまえば、半年たとうが1年たたとうが先に進む距離はあまりにも少ない。
だからこそ、仕事「以外」も全部ひっくるめて毎日を可視化することによって、ようやくわたしたちはやらねばならないことばかりを消化する「偏ったタスク」から抜け出すことができるのです。

人生のタスクを洗い出す

偏ったタスクから抜け出すためには、自然とマルチタスクになる必要があります。マルチタスクという言葉だけ聞くと悪い印象をもってしまいがちかと思いますが、わたしはとらえ方を変えてみました。うまい扱い方を身につければ「バランスよく物事を進められる」有効なやり方なのではないか、と。

わたしは多趣味で、しかも仕事好きです。デザインという仕事は練り上げるのに時間がかかりますし、趣味の登山、絵描き、執筆、旅行はどれも大変に時間を取るものばかりです。一時は仕事に集中するため、自分の好きなことを「やめたほうがいいのではないか」と本気で悩んだこともありました。天才でもなければ器用な人間でもないので、自分から多くを求めるのは自分の首を絞めているように思えたからです。でも仮に自分がシングルタスクしかできないなら、定年まで仕事のことしかできないと腹を括るようなもの。そして、どんなに仕事が好きだとしても「やっぱりそれは嫌だな」と素直に思いました。

そこで偏ったタスクから抜け出し、仕事「以外」を日常に織り交ぜていくには適度な自己管理が必須だと考えました。でなければ目の前の仕事や締め切りに一杯いっぱいになってしまい、日々の中から「自分の欲」がこぼれ落ちていくばかりだからです。

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あなたの24時間はどこへ消えるのか

スワン

「いつか時間ができたらやりたいんだよね」 あなたはこれまでの人生で何度、このセリフを口にしたでしょうか。 でも〝いつか〟なんて保障はされてないし、今やりたいことは「二度とやれないこと」になるかもしれない――。 この連載では...もっと読む

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コメント

kawac "残念ながら、仕事のことしか管理していなかったら週末までに終わるのは「仕事のことだけ」です" これは分かりみが深い... - 2ヶ月前 replyretweetfavorite