​会いたい人がいたら、それが恋かもしれない

今年は世界中の人が新型コロナウィルスの影響を受けた一年だったのではないでしょうか。それでも8回目のクリスマスを無事迎えることができた本連載。今年のテーマは「恋」についてです。

今年は全世界で恋が激減した年かもしれない

いらっしゃいませ。
bar bossaへようこそ。

今年は新型コロナウィルスで大変な一年でしたが、みなさんいかがでしたか? ご存じのように飲食業界もなかなか大変な状況でした。渋谷の街は空き店舗が増えましたし、知人友人のお店も業態や営業時間を変えて、生き残りをはかりました。

コロナ以降、飲食店には新しい「サイン」ができました。以前はお客様が財布を取り出すと「あ、そろそろお帰りなんだな。じゃあ今のうちに計算をしておこう」と思ったものですが、最近はお客様が「マスク」をつけると、会計のサインとなりました。

このマスクのサインといえばこんな話もあって、ある女性から聞いた話では、「彼が私のマスクをとると、これからキスをするよという合図」なのだそうです。「きゃー!!」ですよね。なるほど、男性が自分のマスクをはずして、女性のマスクをはずそうとすると、「これからキスするからね」という意味なんですね。これはわかりやすくて良いですよね。

コロナで、bar bossaは大きな赤字になったので、なんとか収入源を探そうと思って、「ZOOMを使った出会い会」というのを考えてみたんですね。でも、「ZOOMでは恋に落ちない」とおっしゃる方が多いです。ZOOMを使った婚活というのは今でも行われているそうなんですが、「恋に落ちる」ということとは別問題のようです。ZOOMだとやっぱりお互いの息づかいやドキドキする心の震えのような「恋に一番必要なもの」が伝わらないのでしょう。

恋に落ちるのって、相手が好みのルックスかどうかとか、会話がすごくあうとか、同じ趣味をもっているとか、価値観が同じとか、そういうことではなくて、目の前にいる相手から直接感じる雰囲気とか、香りとか、お互いドキドキしていてなぜか伝わってしまう心の震えとかが一番必要な要素なのかもしれないですね。

そういう意味では今年は「恋に落ちた人」が全世界で激減した年かもしれません。とにかく「リアルで出会える機会」が激減しましたからね。そして、どれだけインターネットが発達して、まるで目の前にその人がいるような状況になっても、やっぱりちゃんとリアルで出会って、相手の息づかいや心の震えを感じ取らないと、僕たちは恋に落ちたりはしないでしょう。やっぱり恋には「出会い」が必要です。

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ワイングラスのむこう側

林伸次

東京・渋谷で16年、カウンターの向こうからバーに集う人たちの姿を見つめてきた、ワインバー「bar bossa(バールボッサ)」の店主・林伸次さん。バーを舞台に交差する人間模様。バーだから漏らしてしまう本音。ずっとカウンターに立ち続けて...もっと読む

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コメント

datadisk_tokyo 人恋しい…!会いたくても会えない。今年はそんな1年でした。 2ヶ月前 replyretweetfavorite

shin_419 会いたい人がいたら、それが恋かもしれない https://t.co/E223mSuO07 #スマートニュース 2ヶ月前 replyretweetfavorite

rion_sena 会いたい人がいたら、それが恋かもしれない #SmartNews https://t.co/0Ud2OTuKWN 2ヶ月前 replyretweetfavorite

10ricedar ですので、はよコロナ収束しろ てか、「マスク取ったら合図」って、行為自体よくないよな?? 2人きりの状況ならいい、ってことかな 会いたい人がいたら、それが恋かもしれない| 2ヶ月前 replyretweetfavorite