第4章 小学生時の過ごさせ方
【褒め方】 褒めて、褒めて、褒めて、甘えん坊の欲求を満たす
小学生の子どもは遊びたい盛りです。特に男の子は、じっとしているより体を動かすほうが好きなので、我が子も休み時間や放課後など、暇さえあれば友だちと鬼ごっこやサッカーなどをして遊んでいました。
かといって、遊ばせてばかりもいられませんので、やるべきことはちゃんとやらせるのが親の役目です。 子どもの「遊びたい」気持ちと「勉強しよう」と思う気持ちの切り替えには、いろいろと工夫が必要でした。
小学校低学年のときの学習時間は、平日は1時間30分から2時間くらいでした。日記漢字30分、学校の宿題と公文式のプリントで1時間から1時間30分ほどです。土日はこれに、サピックスの通信教育『ピグマキッズくらぶ』や『ハイレベ100』(奨学社)など市販のドリルを2時間ほどプラスしていました。
これらを一気にまとめてやるのは大変なので、日記漢字は朝の登校前に、宿題と公文は学校が終わって帰宅してから、友だちと遊んだりゲームをする前に終わらせるようルールを決めました。
小学生から、週1回のスイミングと、週1回のサッカー教室の習いごともはじめたので、その日は習いごとの前に勉強を終わらせるようにしました。土日の学習は午前中がメインです。
遊んでから勉強をすると、疲れてやる気が出ません。楽しみごとが残っていないので、馬がニンジンに向かって走るような勢いもなくなります。
でも、「勉強が終われば遊べる!」と思うと、1分でも早く終わらせるために集中するのです。
幼児教育は、右脳と左脳を刺激するのが目的でしたから、子どものやる気が持続しなかったり、できないことがあると、「これは今日はやめとこうか」と声をかけました。そして、「何やりたい?」「何だったらできる?」と子どもがやりたいことを選ばせて、無理はさせませんでした。
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