新型コロナワクチンを歓迎するイギリス国民

元国連専門機関職員の@May_Roma(めいろま)さんの連載。イギリスでついにスタートした新型コロナウイルスワクチン投与に、イギリス人はどう感じているのでしょうか。12月9日発売の「世界のニュースを日本人は何もしらない2」とあわせてどうぞ。

私が住んでいるイギリスは、世界ではじめて、開発されたばかりの新型コロナウイルスワクチンの一般人への投与を始める国になりました。先週末にはベルギーから80万のワクチンが陸送され、今週火曜日から投与が始まりました。3週間の感覚を開けて一人2回打ちますので、全部で40万人分になります。

まずは介護施設入居者や介護担当者が優先され、ついで一般の高齢者や既往症がある人に投与されます。55歳以下で健康な人への投与開始は来年の2月か3月になる見込みです。

病院に並べば投与してもらえるというわけではなく、ワクチンは50の拠点となる国立の総合病院に搬送され、かかりつけ医である家庭医(GP)が患者をスクリーニングして優先順位の高い人に通知して接種をします。

もともとイギリスの病院は緊急窓口以外が予約制なので、外に並んだからといって早い者順で投与してもらえるわけではありません。またワクチン接種はすべて国立病院が行うので費用は無料です。

イギリスは現在国中がコロナワクチンに関する話題で持ちきりで、ニュースは朝からワクチンに関する話題だらけです。いつもはファッションや有名人の離婚の話題ばかりのワイドショーも、ワクチンに関するトークばかりです。

朝のニュースでは、7時台から医師や介護施設の方々が招かれ、投与の有効性や運搬方法、優先順位に関するかなり真剣な議論が行われています。

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海外居住経験、職業経験をもとに、舌鋒鋭いツイートを飛ばしまくっているネット界のご意見番・May_Romaさん。ときに厳しい言葉遣いになりながらも彼女が語るのは、狭い日本にとじこもっているひとびとに対する応援エールばかり。日本でしか生き...もっと読む

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May_Roma イギリス在住のMay_Romaさんが「日本に縛られない生き方」を語る国際派コラム。 6ヶ月前 replyretweetfavorite

stsuneka 「イギリスは日本では想像できないような厳しい訴訟社会です。 医療過誤訴訟は日本よりも遥かに件数が多くオープンです。 普段の医療情報や安全性に関する議論がかなり厳しく、情報が公開されているからこその信頼が作られるのです」 https://t.co/0vPWVReWiV 8ヶ月前 replyretweetfavorite