大人こそ知ってほしい「やりたいこと」 の見つけ方

ーー忘れかけていた夢がとめどなくあふれてくるーー北海道の小さな町工場から、幼いころからの夢だった「自分のロケット」の開発へ。誰もが「どうせ無理」だとあきらめていたことを、「工夫」によって次々と実現させていく著者の姿勢と、素朴で力強い言葉に心を揺さぶられます。書籍『好奇心を“天職”に変える空想教室』より全文公開します(提供元:サンクチュアリ出版。毎週土曜日更新予定)。

いつか、自分の子どもに将来の夢について聞くことがあるかもしれません。
でもそのときは気をつけてください。

「将来なにになりたいの?」とは聞かないでください。
「将来なにをやりたいの?」と聞いてあげてほしいのです。

ちょっとの違いだけど、全然違います。
たとえば子どもが「将来、お医者さんになりたい!」という夢を語ったとします。
すばらしいことですね。あらいいねって。応援してあげたい。

でもこの子が「お医者さんになりたい」ということを、いろいろな人にしゃべりはじめたら、やがてまわりから「そんなのよっぽど頭が良くないと」とか「すごくお金がかかるから」という声が聞こえてくるでしょう。
ときには、親すらもそういうことをいってしまうことがあります。
何度も「無理だ」と聞かされたら、子どもはあきらめてしまうかもしれません。

お医者さんになりたいのなら、お医者さんになりたいのは「なぜか?」をまず確認することが大事です。
その理由がもし「人の命を救いたいから」であるならば、いろんな選択肢があります。
お医者さんが使っている道具は、お医者さんが作っているわけではありません。
でも道具だって人の命を救います。
ドクターヘリも救急車も消防車もお医者さんが作ってるものではありません。
AEDもお医者さんが作っているわけではない。
人の悩みを聞いてあげるだけでも、人の命を救えるかもしれません。
健康にいい食べ物を開発したり、安全な車を作ったりすることだって、人の命を救うことにつながります。

「お医者さんになりたい」だと道は一本ですが、「人の命を救いたい」だったら道は無限にあるのです。
このように将来について話すときは、資格や学歴、資金や職業のネームバリューなどにとらわれず、「なにをやりたいのか」について一緒に考えればきっと、いろんな可能性が見えてくるはずです。

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好奇心を“天職"に変える空想教室

植松 努
サンクチュアリ出版
2015-10-26

この連載について

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植松努の空想教室

植松努

ー忘れかけていた夢がとめどなくあふれてくるー 北海道の小さな町工場から、幼いころからの夢だった「自分のロケット」の開発へ。夢見る経営者が涙まじりに訴え、TEDxで話題となった感動スピーチを書籍化。誰もが「どうせ無理」だとあきらめていた...もっと読む

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