第2章 シングルマザーの 決意
【取捨選択】 余計なことは、見ない、聞かない、流されない
母子だけの生活になって、「この先どうなるんだろう?」「自分一人で、子どもをちゃんと育てられるだろうか?」と、不安や心配ごとを考え出すとキリがありません。
でも私の場合、よくよく考えてみると、離婚する前から夫は仕事が忙しく帰りも遅かったので、家事も育児もほとんど私の役目。完全なワンオペ状態だったのです。
そう考えると、別居して離婚してからも、やっていることはさほど変わりませんでした。離婚後は非常勤で近くの区役所で働きはじめましたが、それも9時から15時半までの短時間勤務。子育てに支障をきたさない程度の仕事です。
そのため今まで通り、自分のやり方と自分のペースで、子育てを続けることができました。
また、離婚を決めた後も、子どもに中学受験をさせて中高一貫校に行かせたいという思いは、変わりませんでした。
洗足学園小学校(神奈川県川崎市)で素晴らしい教育を受けさせることができたので、中学高校でも、できるだけ質の高い教育環境で、優秀な友人に囲まれて切磋琢磨できる青春時代を送ってほしかったからです。
そのため、別居から離婚までの2年の間、長男は中学受験塾に通いました。
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