人は自分が悪いのを認められない
いらっしゃいませ。
bar bossaへようこそ。
以前、ブルーノートという青山の老舗のライブレストランでのこと。僕と妻が少しお酒が入って、ライブ演奏に対して「イエーイ!」って感じで盛り上がってしまったことがあるんですね。
そしたら、スタッフの方が僕たちのところに飛んできて、「すいません、ちょっとお静かに」って注意したんです。もちろん僕らは「しゅーん」となって、すいませんでしたって感じで、その後はだまって見てたのですが、妻が「そんなにうるさかった?」って感じで怒ってしまったんですね。
ちなみに僕も「そんなにうるさかったかな。僕たちの周りには誰も他のお客さんいないし」って気持ちだったのですが、こういうことに対しては「お店側の基準」っていうのがありまして、当然、僕たちがうるさかったんです。悪いのは僕たちなんです。
で、なるほど、と思いまして。bar bossaでお客さまがうるさい場合、僕はそのお客さまのところにこそこそと近づいて、「すいません、ちょっと声をおさえていただけますか」って伝えているんですね。
もうこれ、「お酒が中心のお店」はしょうがないと言いますか、どうしてもお酒が入ると声が大きくなる人っていますし、それを周りのお客さまが「この店うるさいな」と感じたら二度と来てくれなくなるし、うるさいお客さまを切るしかないんです。
もちろんほとんどのお客さまが「あ、すいません」って感じで納得はしてくれるのですが、たまに「そんなにうるさい?」とこっちに突っかかってきたり、ネットで悪口を書いたりする人もでてきます。
cakesは定額読み放題のコンテンツ配信サイトです。簡単なお手続きで、サイト内のすべての記事を読むことができます。cakesには他にも以下のような記事があります。