​「感情を殺すか、相手を殺すか」の日本人

林伸次さんが経営するバーのようなお酒を飲む店において、客が他の客に話しかけるとトラブルになることが多いそう。それは、日本人の特性が大きく影響しているんだそうです。

飲食店で客が他の客に話しかけた時に生じるトラブル

いらっしゃいませ。
bar bossaへようこそ。

全世界の飲み屋で働いている人なら、全員それで困った経験があると思うのですが、「お客様が、別のお客様に声をかけた際のトラブル」っていうのがあるんですね。

すごくわかりやすいパターンですと、カウンターで女性二人組が楽しそうに恋の話なんかで盛り上がっていますよね。そこに、隣に座ったおじさんが声をかけるというものです。これ、日本人女性二人組に特徴的なんですが、そのおじさんのつまんない話にあわせてしまうんです。おじさんが「俺、こんな仕事したんだ」とか「俺、こんな冒険したんだ」とかって自分の話ばかりしますよね。それに対して、話をあわせてしまうんですね。そして、その二人組は、二度とうちのお店に来ないんです。

それ、他の国の人だと、「あ、すいません、今、私たち、大事な話をしているので、話しかけないでください」って言うんですね。同じ東アジアでも、中国人女性や韓国人女性は言います。ブラジル人女性だと、そういうナンパ的なのが経験上多いからなのか、「また、どこかで会ったら、その時、話そうね!」みたいな上手い断り方なんかもします。でも、日本人女性はそうせずに二度と来ないを選びます。

もちろん違うパターンもありまして、男女二人組が楽しそうにカウンターで話しているときに、その二人に話しかけるっていう人もいるんです。これ、経験上30代後半から40代の女性に多いです。もちろんその二人も話をあわせるんです。会話が楽しければ、バーとしては問題ないのですが、そう全てがうまくはいきません。二人だけだとすごく盛り上がってたり、「ロマンティックな雰囲気」だったのに、それを壊しているときもあります。

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ワイングラスのむこう側

林伸次

東京・渋谷で16年、カウンターの向こうからバーに集う人たちの姿を見つめてきた、ワインバー「bar bossa(バールボッサ)」の店主・林伸次さん。バーを舞台に交差する人間模様。バーだから漏らしてしまう本音。ずっとカウンターに立ち続けて...もっと読む

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コメント

SK7FISH 「感情を殺すか、相手を殺すか」の日本人|林伸次 @bar_bossa | 約2ヶ月前 replyretweetfavorite

miwachang https://t.co/dbRe6bPBRt 約2ヶ月前 replyretweetfavorite

hitotomaru 話しかけないでほしいサインとか作ろうかなぁ。 言いにくいことをやんわりと伝えてもらうってのも一つの手段かなぁ。 違ったらやめる。 「感情を殺すか、相手を殺すか」の日本人 #SmartNews https://t.co/HkGhs8fvEv 約2ヶ月前 replyretweetfavorite

losxledxnug 「感情を殺すか、相手を殺すか」の日本人 #SmartNews https://t.co/Vv61m6yqZS 約2ヶ月前 replyretweetfavorite