純猥談

もう純粋な女の子に戻れないなら、せめて初めては好きな人と。

初めて、男性がうちの家に来た。
ドアを開けると写真で見た顔がこちらの様子を伺うように笑っていた。


初めて、男性がうちの家に来た。
ドアを開けると写真で見た顔がこちらの様子を伺うように笑っていた。

私は(思ったより可愛い顔してるな)と思いながら、「初めまして」と言って5つ下の大学生を家に招き入れた。

彼は私がお使いを頼んだコンビニスイーツを差し出して、「はじめまして、おじゃまします」と靴を脱いだ。どうやら初対面の人の家に入るのは慣れている様子だ。

彼とは1週間前にアプリでマッチングして、何度か長電話しただけで直接会ったのはその日が初めてだった。

暇だ暇だと連絡があったので、私が「落ち込んでるのでくっついて昼寝しませんか」と言って家に誘った。

買ってきてもらったスイーツを食べながらたわいない話をしている間も、彼の携帯は頻繁に通知が鳴った。

何人もの女の子と連絡を取っていて、恋愛相談に乗ったり、そのうちの何人かの家にも行っているらしい(本人曰く「何もしてない」らしい)。

確かに彼はハーフにも見える綺麗な顔立ちをしていて、共感性が高く聞き上手。

一方で自分の話はめんどくさい自慢やアピールなく話してくれる。

(これは女の子を依存させるタイプだな)と思いつつも、私も居心地が良かった。


そんなとき彼の携帯に1件のLINEが飛び込んできた。

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純猥談 編集部

誰もが登場人物になったかもしれない、現代の性愛にまつわる誰かの体験談が純猥談として日夜集まってきています。様々な状況に置かれた人たちから寄せられた3000件を超える投稿の中から、編集部が選りすぐった傑作を公開していきます。

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arisa_takao 余韻感がとても良かった。せつねえ… @junwaidan https://t.co/wFFW1lFQQT 2ヶ月前 replyretweetfavorite