敵と味方に線引すること

SNSなどで、人を敵と味方に区別する投稿をよく見かけるようになりました。林伸次さんも、ネット上で敵だと認識された経験があるのだそう。「自分たちと違ったら敵」。そんな線引きについて、改めて考えてみませんか?

SNSで線引したがる人たち

いらっしゃいませ。
bar bossaへようこそ。

先日、マリナ油森さんのこのnoteを読んで、「もうその通り!」と思ったので、そのことを書いてみます。

インターネットの普及で、今までなかったような色んなトラブルがたくさん発生するようになりましたが、マリナさんは「ネットでのトラブル時に我慢すること」として、「囲い込まない」と提案しているんですね。その心得として、

①味方集めに奔走しない
②トラブル相手と仲良くしている人を、敵と認識しない

とあります。わかりますよね。「あれ? 自分、今、嫌われているのかな?」って感じたら、色んな人とコメントなんかで絡んで「こっちは味方がこんなにいるからね~」って感じで味方集めに走ってしまうことってありがちです。

あるいは、自分に敵意を見せてきているトラブル相手、そのトラブル相手と仲良くしている人にまで対して、「あれ? そっちと仲良くしているんだ。じゃあ、おまえも敵だ」って感じで、敵認識してしまうんです。要するに、インターネット上で、「こっちは味方、そっちは敵」って感じで、間に線を引いて、戦いを始めること、それを「避けよう」って提案しているんですね。

わかります。別にトラブルになっていなくても、SNSが普及してから僕たちは「誰と誰が仲良くしている」とか「誰と誰が繋がっている」とか「誰がどこに所属している」とかが、すごくよくわかるようになったから、「そこで線を引いて、敵と味方に分けることに夢中になっている」ような気がするんです。

「〇〇と仲良くしているならオマエは敵」っていうのを、身をもって感じている件があります。僕、韓国人のジノンさんという男性と「往復書簡ブログ」をやってまして、「東京はこんなものが流行ってるよ」とか「ソウルにこういうお店ができたよ」って感じで、お互いの街のことを「日本語韓国語併記」でブログをやってるんです。

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ワイングラスのむこう側

林伸次

東京・渋谷で16年、カウンターの向こうからバーに集う人たちの姿を見つめてきた、ワインバー「bar bossa(バールボッサ)」の店主・林伸次さん。バーを舞台に交差する人間模様。バーだから漏らしてしまう本音。ずっとカウンターに立ち続けて...もっと読む

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コメント

tennis223 マジでなんだろうな線引きする人 本気で意見違う人=敵だと思ってるんだろうな 4ヶ月前 replyretweetfavorite

Arisa_F_Alissa ほんとその通りだと思う。グレーとグラデーションの意識を大事にしたい。 4ヶ月前 replyretweetfavorite

yuzukilemon こういう線引きは、学校や職場でも多いですよね。 「私の嫌いな人を一緒に嫌いなさい」というタイプの人、困ります。 4ヶ月前 replyretweetfavorite

lua_branca 多分、50代以上の方が結構そういうことをいまだにされているような気がする。。若い世代はもうこういうことはしていないんだよなあ。→ 4ヶ月前 replyretweetfavorite