純猥談

婚約者いるのに、元セフレに会ってんじゃねーよ、ばーか。

同じサークルの2つ上の先輩。
背が高くて、運動神経が良くて、友達が多くて、自立していて、年上の社会人の彼女がいる、優しい先輩。



同じサークルの2つ上の先輩。
背が高くて、運動神経が良くて、友達が多くて、自立していて、年上の社会人の彼女がいる、優しい先輩。

「なあ、飲み会前にお前んちに荷物置いていい?終わったら取り行くから。」

多分こうなることは何となく分かっていて、飲み会終わり、私の家で酔い潰れて眠る先輩の唇を奪った。

「後悔するで、やめときや」

彼女がいるくせに。自分から家に上がり込んだくせに。
それも、彼氏持ちの、仲良しの後輩の家に。

「しません、ずっと好きでした」

反射的に答えた自分に驚いた。

浮気は最も忌み嫌うもののうちの一つだった。

先輩には年上の優しい彼女がいるのに。先輩に乱暴に口づけをする私にも、あんなに穏やかな彼がいるのに。

先輩はもはや抵抗することもなく、私を丁寧に抱き寄せ覆いかぶさった。初めて見る彼の一面に泣き出したくなって、その背格好を彼氏と比べている自分に恥ずかしくなった。

叶わない恋を諦めるために恋人を作るという行為。
それがいかに無駄であるかを、一番思い知った夜だった。

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純猥談 編集部

誰もが登場人物になったかもしれない、現代の性愛にまつわる誰かの体験談が純猥談として日夜集まってきています。様々な状況に置かれた人たちから寄せられた3000件を超える投稿の中から、編集部が選りすぐった傑作を公開していきます。

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nni7_ds 名作やんけ… 約1ヶ月前 replyretweetfavorite

itumonemui129 https://t.co/K1TCTT5ety 純猥談というサイトに私の写真を使って頂けました。とても嬉しい。 約2ヶ月前 replyretweetfavorite