土鍋を使うと、卵かけご飯がおいしくなる理由

今日のテーマは「卵かけご飯」です。シンプルな料理ながら、米の研ぎ方、水の温度、卵の加熱の仕方など、それぞれにそうするべき理由があります。圧巻の解説文をぜひご覧ください。

夏場はお米を炊くのが一番むずかしい時期ですが(その理由はこの連載の初回で考察しました)、ポイントをいくつか守ればおいしく炊けます。

今日はいつもよりも丁寧に卵かけご飯を作ってみましょう。僕が考えるおいしい卵かけご飯のコツは「炊飯器ではなく、鍋を使って炊くこと」です。炊飯器は普段のご飯がおいしく炊ける道具ですが、鍋で炊飯することにもメリットがあります。

卵かけご飯

材料

米…300g
水…400cc〜420cc
卵…2個
醤油…適量(薄口醤油がベター)


1.米をボウルに入れ、冷水をひたひたになるくらい注ぎ、指先でかき混ぜる。すぐに冷水を足し、濁った水を捨てる。これをもう一度繰り返す。この作業は手早く行うこと

2.1の米をさらに洗っていく。少量の冷水を注ぎ、指先でかき混ぜながら、優しく洗う。かき混ぜたら冷水を足し、濁った水を捨てる。米同士がこすりあうことで表面がきれいになるので、この作業を2〜3回繰り返す。ザルにあげて水をしっかりと切る。

3.土鍋に米を入れ、冷水を注ぐ。冷蔵庫で1時間以上(理想は2時間)、しっかりと吸水させる。冷蔵庫に土鍋が入らないのであればボウルで吸水させ、炊く前に土鍋に移す(吸水した米は割れやすいのでやさしく扱うこと)。

4.蓋をして、強火にかける。沸騰したら鍋底にくっついた米をしゃもじで剥がし、蓋をして弱火で10分加熱する。

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おいしい」をつくる料理の新常識

樋口直哉

食の博識、樋口直哉さん(Travelingfoodlab.)が、味噌汁、ハンバーグ、チャーハンなどの定番メニューを、家庭でいちばんおいしく作る方法を紹介します。どういう理由でおいしくなるのか、なぜこの工程が必要なのかを徹底的に紹介し、...もっと読む

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コメント

SetunaHearts #スマートニュース 3ヶ月前 replyretweetfavorite

yestarina 卵かけご飯がおいしくなる条件、満たしたい >ご飯の熱で卵黄のタンパク質が微妙に変性してコクが生まれ、脂肪分がゆるんで香りが立つところに、おいしさがあります。 >卵黄に醤油をかけても味が入りにくいので、ご飯に醤油で味をつける https://t.co/uIDYxsQjR0 3ヶ月前 replyretweetfavorite

granat_san これはおいしそう。 3ヶ月前 replyretweetfavorite

shinpei23 料理は化学なんだけど、なるほどこういうことか。 卵かけご飯は、ご飯の熱で卵黄のタンパク質が微妙に変性してコクが生まれ、脂肪分がゆるんで香りが立つところに、おいしさがあります。つまり、ご飯の温度が味に大きく影響する(樋口直哉) https://t.co/znTkfYZHn9 3ヶ月前 replyretweetfavorite