他者からの評価は関係ない。「自信をもつ」の正体。

世界はすべてアクションとリアクションの連続。土門さんは「将来、文章を書く仕事をしたら?」と言ってくれた高校の先生にメールを送ったみたいです。そこから起こったリアクションとは? サクちゃんの「やりたいこと」を構成する4つの要素の土門さんのアンサーと、自信についての考察。そういえば、交換日記もアクションとリアクションですね。(連載第17回)毎週火曜日更新

サクちゃんへ

こんにちは。

雑談のお仕事の調子はどうですか?
この間から、直接対面でない「オンライン雑談」も始めたと聞きました。
会わない雑談は、会う雑談とずいぶん異なるんじゃないでしょうか。
発見などあったら、ぜひ教えてくださいね。

ー・-・-

サクちゃんの「やりたいこと」論、とってもおもしろかったです。

“自分で「やりたいからやる」と決めて行動するとき、必要なのは責任ではなく、覚悟なのだと知りました。そこに飛び込む勇気と、飛び込んだ後も心と行動を近づけていくには、「断固として変わらない覚悟」ではなくて、「決め続けて変わり続ける覚悟」が必要なのだと思います”

特にこの一節、心からうなずきました。
本当にその通り。必要なのは責任ではなく、覚悟です。

「やりたいこと」を構成する4つの要素を、サクちゃんはこのように分けていました。

・自分がよろこぶこと(単純な欲)
・もともと持っている性格や性質
・できること
・時間やお金の使い方

「やりたいこと」というと「自分がよろこぶこと」だけにフォーカスしがちだけど、それを「続ける」となると、残りの三つもすごく大事ですよね。
性格や性質に合っていないと単純にしんどいし、できることが自覚できていないとそれを仕事に結び付けられない。そして時間やお金の使い方は現実問題超大事で、ここが「続けられる」かどうかの要のような気もしています。

わたしの場合を当てはめると、こんな感じです。

・自分がよろこぶこと(単純な欲)
→文章を書きたい、問いに対して言葉でアプローチしたい、人の話を聞きたい

・もともと持っている性格や性質
→ひとりや少人数行動が好き、屋内でコツコツ同じことをするのが好き

・できること
→書くこと、インタビューすること、問いを立てること

・時間やお金の使い方
→体力がないので睡眠時間はしっかり欲しい。残業や徹夜ができないので、平日10-18時できっちり働きたい。
お金は生活維持に必要な分と、少額でもきちんと貯蓄・投資できる額(教育とか健康とかおしゃれとか)があれば。あまり浪費はしないタイプ。

という感じでしょうか。
今はなんとかこの4つのバランスがとれていて(とれているのかな?)、「やりたいことをやっている」状態ではあるのですが、これからもまだまだ調整を続けていくと思います。

あちらを立てればこちらが立たず……
自分が「やりたい」と思うことをするとき、よくそんなことを思います。
やりたいけれど技術が足りないとか、お金は欲しいけど性質に合わないとか。

だけどそんな中でも、絶対に立たせなくてはいけない「あちら」さえはっきりしていれば、それ以外の譲歩はできなくはありません。
「それ以外の譲歩はできなくはない!」と、どこか喧嘩腰でいることが、わたしの「覚悟」なのかもしれないな。
この4要素を書いてみて、そんなことを思いました。

そしてそういう覚悟ができている限りは、どんな行動を選んだとしても、心が近くにあるのだと思います。自分に「よし」と言うことができる。今はわたしも、なんとか言えています。

サクちゃんの4要素の内訳も知りたいです。
よかったら、教えてください。

ー・-・-

ところで「心と行動を近づける」って、すごく素敵なルールですね。
サクちゃんがそうしようと考えるようになったこと自体、とても素敵なことだと思います。
心から応援しているし、わたしもそうしたいと思いました。

最近考えていることがあります。
それは「自信ってなんだろう?」ということです。

つい最近、コロナウイルスの影響で、ほとんど仕事がなくなってしまったことがありました。そのときはさすがに自信をなくして、「もう文章で食っていけないんじゃないか……」と思ったり、まわりの方々を見て「みんな変わらず仕事しててすごいな……」「わたしは必要とされてないんじゃないか……」と落ち込んだりしました。

でも、落ち込みながらもふと、「自信」って人からの評価や、人との比較や、時代や情勢の変化に裏付けられているのか?と思ったんです。
そんなふわふわグラグラしたものなのか、わたしの「自信」はよ?と、このときもやや喧嘩腰で思っていました。

それでずっと「自信ってなんだろう?」ということを考えていたのですが、先日ふと、Netflixの『クィア・アイ』という番組を観ていて、答えがわかったような気がしました。

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サクちゃん蘭ちゃんのそもそも交換日記

土門蘭 /桜林直子

東京でクッキー屋さんをしている「桜林直子(サクちゃん)」と、京都で小説家として文章を書く「土門蘭(蘭ちゃん)」は、生活も仕事も違うふたりの女性。この連載は、そんなふたりの交換日記です。ふたりが気が合うのは、彼女たちに世界の「そもそも」...もっと読む

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コメント

yorusube 最近落ち込んだことがあったので、「自信」について考えてみました。 5ヶ月前 replyretweetfavorite