蘭ちゃんへ
こんにちは!
今日の東京は30度をこえる夏日です。梅雨もいやだけど(わたしも頭痛持ちで、特に雨の日に痛くなるので)、夏の暑い日も苦手なので慄いています。
すこしずつ外出する機会も増えましたが、人がたくさんいる場所ではやはりちょっと緊張します。また人混みに慣れる日が来るのかな、と思うと気が遠くなります。変化に慣れるのってほんとに疲れちゃうよね。
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蘭ちゃんのセブンルールを聞けてうれしいです。ルールの中からその人が何を大事にしているかが浮かび上がってきて、おもしろいよね。蘭ちゃんのルールもとっても蘭ちゃんらしいなと思いました。
最後のルールに「1日の最後に、誰にも読まれない日記を書く」というのがあったけど、たしかに書くためにすごく大事なことだなと思いつつ、わたしは根が暗いので、嫌なことばかり出てきてしまって眠れなくなりそう……。
根が暗いといえば、わたしのルールを見返すと、どれも「こうなるといやだから」とか「困らないように」と決めたルールばかりです。前向きなように見えて、いつもまず「いやなこと」を見つけて、それを裏返して「じゃあどうするか」と考えて、することを決めていました。
セブンルールの放送はもう2年半ほど前なので、蘭ちゃんが聞いてくれたように、あれからルールは変わってきているかもしれません。(当時のルールはこちら)
根が暗いのはそう変わらないけど(しかたないわね)、「困らないため」だけにやっていることはどうしても楽しくはありません。「困っていない状態」になるために「できるけど、楽しくない」ことをするのも、自分をたすけるために必要な段階だったけど、そしてなんだかんだいつも困っているのも事実ではあるけど、そろそろそのやり方はやめたいなと思うようになりました。この前の蘭ちゃんの日記に書いてあったように、わたしも、自分をよろこばせることをしたいと思っています。
そして、「できるし、楽しい」と思えることが「雑談」です。
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「やってみよう」とはじめてみるのが人生で初めてだと人に話すと、「今までどうやってきたの?」と驚かれるので、たしかに今まで何をしてきたんだろうと、すこし振り返ってみました。
チャレンジとか憧れなどのない20代に何をしていたのかというと、18歳から22歳までは父の介護、23歳からは子育て(シングルマザー)をしていたので、時間も心も経済的にも余裕がなくて、やりたいことをやってみる環境ではなかったのだと思います。
心の向くままになにかをしてみたり、失敗したり、恋愛に夢中になったり、失敗したり、意味はないけど無駄に過ごす楽しい時間や、うまくいかなくてもがいて悔しくなるような経験をするのが20代の正しい時間の使い方だとすると、わたしはどれもしてこなかった。やらなきゃいけないことの邪魔になるからと、心がうごくことを徹底的に避けていたように思います。
通常30〜40代で経験することを、わたしの場合は10代後半〜20代でしていたので、今になって、まるでその時間を取り戻そうとしているようです。大学生のように「仕事ってなんだろうね?」と考えたり、友達と楽しい時間を過ごしたり、自分のためにお金を使ったりしているのは、「もう心が動いても大丈夫だよ」と許可できるようになったのかもしれません。
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それから、「これをやろう」と自分で決めてやりはじめてみて、もうひとつ気が付いたことがあります。
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