前回は日本の学校の衛生に関することについて書きましたが、日本でこういった事柄が教育に深く関わっている理由は、かつては日本の学校教育というものが富国強兵の基盤であり、軍医や公衆衛生の専門家がカリキュラム設計に関わっていたというのがあるでしょう。
明治政府においても開国以後の度重なる感染症の爆発により、上下水道の整備や公衆衛生の整備は、国力増強のための課題の一つでありました。軍事においては兵士の健康や公衆衛生は戦闘力に直結します。
短期間で優秀な兵士を育てるには子供の頃から体で衛生に関して覚える必要がありました。
事実現在においても日本のカリキュラムや学校の仕組みというのには富国強兵時代の名残というものがあります。
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