崖っぷちジーンズメイト。9期赤字からの復活にコミット
(『週刊東洋経済』2017年8月5日号掲載)
「結果にコミットする」RIZAP。そのうたい文句どおりに企業再生も実現できるのか。成否を占ううえで重要なのが2017年1月に買収を発表したジーンズメイト。前2017年2月期まで9期連続赤字。V字復活を主導するのはRIZAPグループ取締役で事業基盤本部長の岡田章二だ。
岡田は2016年10月までファーストリテイリング(ユニクロ)の業務システム部統括部長。ユニクロに20年以上在籍し、情報システム部長やCIO(最高情報責任者)を歴任した。「私がユニクロを辞めるとは誰も考えていなかったはず。ただ50歳を過ぎて、やはり現場が好きなことに気づいた。経験がない新しいところでも俺はできる。そのことを示してユニクロ時代の同僚の予想をいい意味で裏切りたい」。転職を決めていた岡田に瀬戸健社長が接触し一本釣り。ジーンズメイトの再生を託した。
2016年11月に入社した岡田はユニクロ出身の3人を呼び寄せた。
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