アパレルは本当に死んだのか#7】​株式上場をしない僕たちの本音

創業から41年。つねにファッションの先端にいるビームス。これまでの経緯や上場しない理由を設楽洋社長に聞いた。

株式上場をしない僕たちの本音

ビームス社長●設楽 洋

 創業から41年。つねにファッションの先端にいるビームス。これまでの経緯や上場しない理由を設楽洋社長に聞いた。

──ビームス1号店はわずか6坪の店でした。

 半分以上が倉庫で、商品を見るスペースは3・5坪くらい。僕たちは米国に強いあこがれを抱き、「おしゃれでかっこいいUCLA(米カリフォルニア大学ロサンゼルス校)の学生の部屋」というイメージの店にした。ファッション感度の高い、とがった商品をそろえた。

 当時はモノの情報が今ほど容易には得られなかった。どうやら米国で〝ニケ〟(NIKE(ナイキ))という運動靴がはやっているらしいといった話を聞いては、それらを探して買い付けていた。

 1976年の開業当初は細々とやっていた。だが数年後、原宿の街中が、さまざまな商品のロゴをあしらったトレーナーを着る若者であふれた。特にビームスのトレーナーは人気になった。ロゴトレーナーはUCLAの学生が好んで着ていたもの。僕たちがやってきたことに時代が追いついてきたと実感した。

──その後、ビームスはさまざまな業態を開発し、店舗数は150店規模になりました。

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