下北沢の呼吸と一体化したパン屋です【第4回】

サブカル、古着、演劇の街、下北沢。街も人もあっという間に移り変わる変化の多い街でもあります。そんな街の一角に、住む人の暮らしに寄りそい、どこか安心できる“街のパン屋さん”がありました。4回シリーズの最終回です。

老若男女を魅了する手書きポップに注目しよう

ところで、ミクスチャーの魅力を語るうえで絶対に外せないのが、陳列棚の商品一つ一つにつけられた手書きのポップ。パンとサンドを合わせて70種類を超えるメニューすべてに、カラーで、丁寧で、かつちょっと笑えるポップがついているパン屋さんって、そうそうないんじゃないでしょうか!

例えば、ミクスチャーの顔でもある「クロワッサン」。このポップには、クロワッサンを携帯電話のように耳に当てているイラストが。「電池が切れちゃったそこのあなたに!」って、そんなバカな! 電池ってケータイの電池なのか、あるいはお腹が減って体が充電切れ的な意味なのか、とにかく思わずクスっと笑っちゃう。

ふと見ると、「プレッツェル クロワッサン」のポップでもケータイを耳に当ててるし! 他にもちょっとした情報やコメントが描いてあるので、ついついポップからポップへと目移り。ついつい予定外のパンも買ってしまうんですよね。

今回ご紹介したのは、オープン当初から使われているもの。メニューが増えるにつれ、店員さんの作品も増えていきました。店員さんのオススメ商品のポップは、それぞれの似顔絵つき 。ぜひ探してみてくださいね!

この素敵すぎるポップを描いてくれたのは、中井さんの会社員時代の同僚で、漫画家の小野田真央さん(代表作『花咲さんの就活日記』)。また、お店のロゴやポスター、メニュー表なども、中井さんのご友人たちが協力してくれたものなのだそう。お店の名前「ミクスチャー」に込められた、“多くの個性と可能性を混合させたい”という想いは、こうしてお店のいたるところに現れているんです。

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小さいけれどスゴい店が大好き!

ケトル

とにかく、小さいけれどスゴいんです! 気取らず、カッコつけず、自分の好きなモノを、自分の目の届くところで丁寧に売る。敷居は低く、専門性は抜群に高い、今すぐは行けなくてもいつか訪れる日を楽しみに待ちたい。ケトルの「小さな店特集」です。

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