- [POINT 1]手持ちの情報を総合して考えれば、相対的未来は予想できる
- [POINT 2]スマホで質のいい情報を手に入れて、精度高く未来を予測しよう
- [POINT 3]情報を得る分だけ、未来についての不安は消える
どうして未来のことがわかるのか?
「堀江さんは、どうして未来のことがわかるのですか?」と、たびたび聞かれる。
YouTubeやメルマガでさまざまな時評を展開していて、「あのビシネスは将来、こうなるだろう」「○○(製品名)はいずれ××に進化していく」など、未来予測もたまに述べている。それが、ことごとく当たっているのだ。
例えば僕は10年近く前から、家電製品や電子機器にはジェスチャー機能が搭載されると言ってきた。近年、手をかざすだけでON・OFFできる照明やリモコンの装置が開発され、徐々に普及してきた。スマホでも一部のものはジェスチャー機能が使えるが、やがてすべてをジェスチャー機能で使えるモデルが現れるだろう。
どうして未来のことがわかるのかと聞かれても、正直、困ってしまう。いや、誰でもわかるでしょ!? という気持ちだ。みんな、微妙に勘違いしている。僕が述べている未来はすべて「相対的未来」だ。「絶対的未来」とは、かなり違う。
「相対的未来」とは、既存の情報をもとに仮説を立てて予測することが可能な未来だ。だから、手持ちの情報の質と思考のレベルが高ければ予測の精度は上がる。
一方の「絶対的未来」とは、思考のベースとなる情報が確定しない未来だ。これを予測しようとすれば「当てずっぽう」の域を出ることはできない。
例えばこういうことだ。「明日のドルと円のレートは?」と聞かれても、仮説を立てる根拠がはっきりと固定できない。だから、「それは絶対的未来なので、わかりません」としか答えられない。
同様に、仮想通貨は今後また盛り返しますか? などと聞かれても「盛り返すかもしれないし、そうじゃないかもしれない」としか言えないのである。どんなに詳しい専門家でも、だ。
絶対的未来には、正解を出すための方程式はない。例え正解が出たとしても、理論上の正解の数は無限にあるので、計算する意味がないのだ。
絶対的未来なんて誰にもわからない。だから、考えなくていい。
その点、相対的未来は、思考のベースとなる情報があれば予測できる。
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