テレワーク中、気分が落ち込んだ時の過ごしかた

12年来の在宅ワーカーでイラストレーターの鈴木みきさんが、自らの経験から、在宅ワークを上手にこなすヒントをあいうえお形式でゆるーくお伝えします! 今回は「な行」です。

緊急事態宣言が延長になり、「テレワーク」続行という方が多いのではないでしょうか。みなさんにとっては、大変ですね、なのか、よかったですね、なのか…どう声をかけていいか分かりません。
長くなるほど「在宅」の良さも辛さも増えると思いますが、少しでもあなたの「テレワーク」の支えになるよう、このコラムがお手伝いできますように。

今回は「な行」、50音の半分まできました。



「在宅」「非在宅」に関係なく、気持ちには波があります。人間だもの。ですもの。

でも「楽しいほうの波」に乗っているときは案外「私、楽しいほうの波に乗ってるわ~」と気づかないもの。それなのに何故だか「楽しくないほうの波」には敏感。それに乗り始めると割と早く気づくんです。そしてその波が長く続いているように感じませんか。実はけっこう「楽しいほうの波」にも長く乗ってたんですけどね。とりあえずそれはスルーして、なんでもないような日々が幸せだったと思う。何章だか知りませんが。

「在宅」だと外部からの刺激で気持ちの波が左右されることは比較的少ないですが、それがために気分転換もしにくいところがあると思います。波が入れ替わるキッカケが少ない。
私は「楽しくないほうの波」に乗り始めたら、友人と会ってジョッキ握ればだいたいリカバリーできるんですが、忙しくてその時間もままならないこともあります。さらに今は状況が許さないところもありますしね。そんなときは抗わず浮かんでおきます。サーフィンでいうところの「波待ち」でやり過ごすのです。そのうち違う波もくるだろう~スイスイ、スーダララッタです。サーファーもよく「同じ波はない」って言いますしね。

昔は「楽しい」ほうも「楽しくない」ほうも、全力でビッグウェーブに乗れたり飲まれたりできましたが、ここのところはどんな波もないような日々が幸せだと思う、47章です。



「フリーランス・在宅ワーカー」の私は、いつ仕事をしても、しなくても締め切りに間に合えば万事OK。だから曜日や時間の感覚に会社勤めの方とズレがあるのが否めないところ。

例えば「ヨ~シ、今週は火~水で連休にしちゃうゼ!これがフリーランスの特権だゼ!」って遮光カーテン閉め切りにしても、昼ビールしてても、山に行っても…仕事相手の大多数は仕事中ですから当然連絡がきます。それが急用でも、そうじゃなくても、そこから先はそれが気になる。ならない強気なフリーランスでいたいのに、別にサボっているわけではないのに、気になって…しまう。そもそもフリーランスは小心者が多いんですよ。そしてそこで気持ち的には「休日(現実逃避)終了」になっちゃうんですよね。

でもさ!平日が月~金っていつ誰が決めたの!?地球が何回周ったときぃ!?と、パンク好きだった私としてはいつまでも社会に駄々をこねていたかったんですけど、40歳になる手前でやっと分かったんですよね。日曜日は休んだほうがいいなって。日曜日に仕事してもいいことないなって。カレンダーって正しかったんだなって。みんな賢いなって。
それでも「フリーランス」の特権は濫用したいので、「日曜日以外」も休めるよう常に虎視眈々とスケジュールを睨んでます。

「テレワーク」になって、つい休日まで仕事を持ち込んじゃうワーカホリックは要注意。経験上、2週目までは「休日潰しても働いてるゼ!」のタフマン的な充実を感じるかもしれませんが、3週目の月曜日から精神状態も仕事効率もダダ下がり。それを上げるのに結局2~3日休みがいるから休日勤務は無駄に終わりますよ。



いちばん苦手な家事が「水回りのヌメヌメを取る」です。
「ち」の心得でいうと、「ヌメヌメ」=「心の乱れ」となりますが、これは「心の乱れ」ではなく思春期の娘のように「生理的にムリ」なんです。ウェ~~ってなります。それならば、毎晩の洗い物をした後に掃除するのが正解です。しかしそう分かっていても排水溝を覗くと…手が出ない。深い穴に手が入れられないんです。だから結局ヌメヌメしてから掃除しなくてはならないという因果応報。これは「心得」というよりは私の「目標」です。

きっと「テレワーク」になって家にいる時間が長いとヌメヌメだけではなくて、髪の毛ってこんなに落ちるんだ!とか、ゴミってこんなに出るの?とか、今までより家事の時間が増えていると思います。
「在宅ワーク」はこの「家事」と「仕事」が同じ空間で行われるので、ますます仕事と生活の境目がなくなるんですよね。話題になった「ワークタイムバランス」なんていわれたって線なんか引けません。

線を引くのも「仕事」と「遊び(プライベート)」の2択でそのバランスを見がちですけど、「家事」も堂々と入れてほしいですね。細々と分散している家事を集めたら一週間にけっこうな時間を費やしますもの。それは「仕事」ではないし、ましてや「遊び」でもないし。
もし同居人のいる方でこれまで家事を同居人に任せていた方は、今回その数の多さと大変さが目に見えて、家人を尊敬したのではないでしょうか。どこの家庭もこれを機に分担する気になってくれたらいいですね!

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在宅ワークの心得 あいうえお

鈴木みき

イラストレーター鈴木みきの、ゆるくても役に立つかもしれない 在宅ワーク歴12年で分かりかけてきたセルフマネージメント術

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コメント

Mt_suzukimiki 明日「は行」公開です😎 「な行」読み逃しなきよう〜👍 https://t.co/q7lst8LXzO 7ヶ月前 replyretweetfavorite

kokomo0723 読んだ記録 ほんと、掃除と洗濯、毎日してる!ヌメヌメは以前から毎日取る派。(洗濯は在宅だからじゃなくコロナ対策) https://t.co/ecuB92a922 7ヶ月前 replyretweetfavorite

thinktink_jp "「在宅」だと外部からの刺激で気持ちの波が左右されることは比較的少ないですが、それがために気分転換もしにくいところがあると思い..." https://t.co/wvoMDCQrU4 https://t.co/s1YVtOGhST #drip_app 7ヶ月前 replyretweetfavorite