「もっとがんばれ!」
本人なりに努力しているけれど、結果がイマイチ…もう少し粘ってほしくて、「もっとがんばれ!」と励ましています。
☆がんばりを認めてあげよう!
私たちは、子どもによく「がんばれ」と言います。運動会などでは「がんばれ! がんばれ!」って応援席で絶叫しますよね。
そういうシーン以外での「がんばれ」という言葉、これは使いようによっては逆効果になってしまいます。
実は私も経験があります。試験を控えた子どもに軽い気持ちで「がんばれ」と言ったら「当たり前だよ! がんばってるじゃん!」と泣かれました。「じゃあ…がんばらないで」と言い直したら「お母さんのバカ!」と今度は怒り出しました。
しばらくすると気を取り直して「でもがんばる」と言ってくれましたが、ちょっと悪いことをしたなあと思いました。
がんばっているときに、さらに「がんばれ」と言われると、現状の努力を否定されるような気がして、つらくなるのです。
それが続くと、もっとがんばれ→今のままではダメだ→おまえはダメだと否定されたような気がしてしまうかもしれません。
でも逆に「がんばらなくていいよ」と言うと「どうせ努力しても無駄だ」という意味になってしまいます。
子どもを前向きにさせるには、がんばっていることを知っている、努力を認めているよ、と伝えることだと思うのです。
「がんばれ」よりも「がんばってるね」「よくがんばったね」と励ましてあげたいですね。
子どもの英語の教材を読んでいたら、アメリカでは何かにチャレンジするとき「Relax(リラックス)」とか「Enjoy(楽しんで)」と声をかけるとありました。
明るく「楽しんできてね!」と声をかけるのも良さそうですね。
「もっとがんばれ!」をこんな言葉にチェンジ!
「けっこうがんばってるね」
「よくがんばったね!」
子どもは前向きになれます
「やればできるんだから」
スポーツの練習はサボるし、勉強もしたがらない、わが子。「やればできるんだから」といくら励ましていてもやる気になってくれません。
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