「こんな問題もできないの?」
宿題のほか、毎日2~3時間つきっきりで勉強を見ているのに、まったく成績があがりません。「こんな問題もできないの!」と怒ってしまいました。
☆勉強を嫌いにさせない声かけを。
子どもに勉強を教えるって難しいですよね。
聞くところによると、ベテラン教師でも自分の子どもには感情的になってしまい、教えるのは難しいそうです。
うちの三女は特に算数が苦手でした。「なんでこれがわからないの?」「さっき教えたのに」と、私も何度も言ってしまいました。
あるとき、ひどい点数のプリントを持ってきた娘が言いました。
「怒らないでね。ぜんぜんわからなかったけど、静かに座っていられたことを、ほめてあげてくださいって先生が言ってたよ」
わからない問題だらけのプリントの前に座っているのは、かなりの苦行です。
一度「勉強は嫌なもの」と植えつけられてしまうと、取り去るのは大変です。
まずは、好きにさせようとするより、嫌いにさせないことが大切なんですね。
どんなに成績が悪くても、というか成績が悪いほど、親は怒らず味方になって、ほめるのがいいそうです。
できないのは本人が一番わかっているはず。学校でも認められない、家でも怒られるでは、勉強が嫌いになるだけでなく「自分はできない」と自信をなくして、劣等感のかたまりのような大人になってしまうかもしれません。
とてもほめられない成績のときは「字のきれいさ」や「丁寧さ」など、どんなことでも見つけ出してほめると良いとのこと。
2学年くらい下のドリルを与えて「できた!」と自信をつけさせるのもいいそうです(プライドがあるので学年のところは隠したほうがいいかもしれません)。
勉強机に座ったらすかさずほめる。とにかくほめまくる。ほめればその子なりに伸びていくんですね。三女はおかげで、今ではなんとか大丈夫な成績になりました。
「こんな問題もできないの?」をこんな言葉にチェンジ!
「丁寧に書けてるね」
「すごいね!」
子どもに自信がついて伸びていきます
「弟はできるのに」
器用で手のかからない弟と、なぜか要領が悪いお兄ちゃん。比べたくはないけれど「弟はできるのにね」とイヤミを言ってしまいます。
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