「なんで言うことを聞けないの?」
何度も注意しているのに無視して同じ行動を繰り返す息子。もうホントに憎たらしくて「なんで言うことを聞けないの?」と強く叱ってしまいます。
☆質問形での注意はやめよう。
遅刻しそう、部屋が散らかっている…そんなとき。子どもが言うことを聞かないと、イラッとしますよね。
ところで、親が子どもに言うことを聞かせたいときって、必ず親側の都合で、子どもを思い通りに動かしたいとき、ではないでしょうか? うちではそうでした。
よく考えてみると、子どもは時間に遅れても気にしないし、部屋が散らかっていても平気。気になったり困ったりするのは、親だけなんです。
そこを踏まえて、言葉をちょっと変えてみませんか?
子どもは疑問形で叱られると意味がストレートに入ってこないのだそうです。
「なんで言うことを聞けないの?」と言うとき、本当に言いたいのは「ママの言うことを聞きなさい」ですよね。
「部屋を片づけよう」でも、まだ抽象的でわかりません。
「オモチャをオモチャ箱に戻してください」ではどうでしょう。それでもまだぴんとこない場合は「ぬいぐるみさんをベッドに寝かせてあげて」「電車を車庫に戻してください」などと、遊びの延長と感じられるような言葉をかけると、素直に動いてくれることもあります。
言うことを聞いてくれた場合は、「ありがとう、きれいになったね。うれしいよ!」と感謝の言葉も忘れずに。喜んで次も動いてくれます。
また、声をかけるときには、子どもの様子を見てからのほうが良さそうです。
子どもが何かしていたら「それが終わったら○○しよう」など、すぐにさせようとするのではなく、予告の言葉を挟みます。
子どもだってすぐに切り替えるのは難しいのです。
「なんで言うことを聞けないの?」をこんな言葉にチェンジ!
「○○してね」
「ありがとう、ママうれしいよ!」
素直に動いてくれそう
「何やってんの?」
転びそう、落としそう、危ない…と注意しているときに限って、なぜか、必ずその通りに失敗。思わず「何やってんの!」と言ってしまいます。
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